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2025/03/03

スタッフブログ

選ぶべき窓の種類は
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回は窓の種類についてお伝えしていこうと思います。

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住まいるサポートとは!?
全国で約200社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
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前回で日本の最高ランクのサッシでは、他の国では違法な性能の家が出来てしまう、とお話したかと思います。

では、そのようにならないためには、どのような「窓サッシ」を選ぶと良いのかを見ていきましょう!
基本的には、やはりアルミ窓やアルミ樹脂複合窓ではなく「樹脂窓」をお勧めしています。
木製」のサッシは予算が許すのであれば良いのですが、コスパを考えると「樹脂」一択となります。

「アルミ樹脂複合窓」の中にも、高断熱のサッシが出てきています。
その場合は、U値(熱貫流率)が1.3[W/㎡K]以下のものを選ぶことをお勧めします。


次に「窓の種類」による気密性能の違いについてですが、日本で一般的な「引違い窓」は極力避けた方がいいようです。
気密がしっかり取れずに、隙間風が生じてしまうためです。

「縦すべりだし窓」と「フィックス窓」の採用をお勧めします。

高気密・高断熱住宅では窓をあまり開けなくなるため、FIX窓を積極的に考えていくのが良いと思います。
FIX窓は値段が安く性能も高いため、開ける必要がない場所に関してはFIX窓にするということで、コストもかなり下げることが出来るみたいです!

最後に「窓ガラスの種類」も見ていきたいと思います。

日射遮蔽型(Low-E複層ガラス(遮熱タイプ))外からの熱を強力に遮断するというものと、
日射取得型(Low-E複層ガラス(断熱タイプ))積極的に日射を取り込むというものがあります。

これらは方角によって使い分けることが重要です。

どう使い分けるかというと、上図のように南側は日射取得型(断熱タイプ)にして冬に陽射しを取り入れて暖房の不可を下げることが大切です。

また東西と北側は日射遮蔽型(遮熱タイプ)にして、断熱性能を重視することが大事なようです。

実際に窓を使い分けることにより、冷暖房費がアルミ窓の時よりも約29%も削減出来るとのことです!

この先何十年と住むことを考えると、かなり大きな金額の差が出来てしまいますね!


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住まいるサポートは全国で約200社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため
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2025/02/19

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他国の窓は?
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回も前回に続いて「窓」の話ではありますが、他の国々と日本の違いを見ていきたいと思います。


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他の国々では、窓の断熱基準がかなり厳しく設定されているようです。

下の図は、各国の窓の断熱基準の表となります。
U値(熱貫流率)が低い値ほど、断熱性能が高いことを表しています。



なんと、ドイツではU値1.3以下のサッシしか使ってはいけないと、厳しく決められています。

中国の北側半分では1.6~2.5以下であることを要求されていて、アメリカでも南部の温暖な地域以外は1.7~1.99以下であることが要求されています。

これに対して日本(5/6/7地域)では、U値4.65となっています!
この5/6/7地域とは、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡といった主要な地域のことを指しています。

他の国々と比べると、基準値が緩すぎる気がしませんか?!



ドイツのU値1.3樹脂のトリプルガラスを指しており、日本のU値4.65というのはアルミのペアガラスを指すようです。

前回お伝えしましたが、アルミは樹脂の約1,400倍も熱を通すため、日本の基準で断熱性能を確保することは、ほぼ不可能なのがよく分かります。

ちなみに、日本サッシ協会が窓の断熱性能のラベリング制度をしていますが、U値4.65を上回っていると★1つもらえるようです。



最高等級である★★★★4つはU値2.33以下ということですが、この最高等級の窓を他の国に持って行くと、最低基準すらも満たしていないということになります。

日本での最高ランクのサッシは、他の国々では違法となってしまうのです!

つまり、日本で普通に家を建てるということは、他の国々からすると考えられない性能の家になってしまうということですね。。

今回は恐ろしい事実を知ってしまいましたね。。
次回は色々な窓の種類について紹介できればと思います。


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2025/02/07

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窓のはなし
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回は『』の断熱性能についてお伝えしようと思います。


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まず高性能な家を建てようと考え始めた時、『窓』が重要なことはなんとなく分かりますね。

その理由は下記の図の通り、は外の暑い空気74%も窓から入り、は部屋の中の温かい熱52%も窓から出て行ってしまうからなのです!

このように、窓の性能をしっかりと考えることが重要だと分かると思います。

では実際には、窓の何をどうすれば良いのでしょうか。

次に窓の「サッシ」部分に着目したいのですが、ご自宅の窓はいかがでしょうか?

下記の図を見てみると、日本では「アルミ」サッシが過半数を占めていることが分かりますね。
(※こちらは古い資料のため、最近では樹脂サッシも増えてきているようです。)



しかし、よく見ると日本以外の国々では、アルミサッシはほとんど使われていないんです。

それもそのはず、下の図が示すように、アルミは樹脂の約1,400倍も熱伝導率が高いのです!!


アルミサッシを使って断熱性を確保することは、ほぼ不可能なようですね。

日本では当たり前のように使われているアルミサッシですが、他の国々からするとそれは当たり前ではないようですね。

次回は日本と他の国々の窓の違いをお伝えしてと思います。


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2025/01/29

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パッシブデザインって何?
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回からは、住宅性能について勉強中の私が、学んだことをなるべく分かりやすく素人なりの目線でブログを更新していきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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パッシブデザイン』ですが、聞いたことはあるけれど、きちんと説明しようとすると難しい。。
調べてみるとパッシブデザインとは、設計手法を表す言葉のようです。

簡単に言うと「自然エネルギーを利用して快適に過ごせる家を実現する」設計手法ということのようです。

そのパッシブデザインの内の1つで、非常に重要な要素として「日射取得・日射遮蔽」があります。
要するに「夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り入れる」ということですね。



例えば、夏は太陽の高度が高いため、南側の庇をしっかりと出して家の中に日差しを入らないようにします。
すると、冷房の負荷が大幅に減ります!

逆に冬は、この庇の長さや出方をきちんと計算すると、家の中まで日差しが入ってくるように出来るのです。
すると今度は、暖房の負荷が少なくなるということです!

家を建てる立地や周囲の環境によって日差しの入り方は異なるので、最初にしっかりと計算することが必要です。

そして初めにしっかり計画することで、冷暖房の負荷を最大限抑えることが出来るようになり、省エネな住宅を建てることが出来るんですね!

最近人気の庇がないデザインの家は、パッシブデザイン的には、不利になるようですね。
デザインを優先しすぎることは要注意です。


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2024/11/13

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換気システムを選ぶときに知っておいてほしい3つのポイント
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

前回のブログでは、住宅の換気システムについてご紹介しました。
「第一種換気」や「ダクト式」という言葉を一度も聞いたことがないという方は、まずこちらのブログをチェックしてくださいね!

また、換気に関連したものに「風通し」や「すきま風」という言葉もあります!
それぞれの違いをご存知でしょうか?なんだか言葉も似ているので、よくわからないですよね。
そんな方は、ぜひこちらのブログものぞいてみてくださいね。
高気密な住まいを建てるメリットや、住宅内の空気の流れについて理解を深めることができますよ!

今回は換気システムの応用編として、
換気システムを選ぶとき知っておいてほしい3つのポイントをご紹介します。

このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください!



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①設備と駆体を分けて考えよう!



「家」を構成するものは、大きく2つの種類に分けることができます。

1つ目は、「設備」。これは、換気システムや給湯器、エアコンなど、住まいに設置する機器のことです。
2つ目は、「駆体(くたい)」。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、駆体とは、建物の骨組みや断熱材など、建物本体を構成するもののことを言います。

日ごろ意識することはありませんが、「設備」はだいたい15年ほどで更新期を迎えます。
余談ですが、昨年私の実家では給湯器が壊れてお湯が出なくなり、慌てて新しいものに買い替えたという事件がありました。
(毎回思いますが、設備が壊れるのは突然ですよね…)
長く使っているうちに壊れてしまう、もしくは壊れる前に買い替える必要がある、それが「設備」です。

画像にある通り、
建物本体を構成する「駆体」の耐用年数は30年以上ありますが、それと比べると「設備」はおよそ半分(15年)ということになります。
「駆体」と「設備」のどちらにお金をかけるべきか?と聞かれたら…、それは間違いなく「駆体」です!

まずは「設備」と「駆体」を分けて考えること、そして耐用年数の長さに違いがあることを覚えておきましょう。



②計画換気を機能させるには高気密化が必要!



2003年建築基準法が改正されてから、新築の住宅は24時間の換気設備の設置が義務付けられています。
自宅や実家に換気設備がないとイメージが湧きにくいかもしれませんが、機械で空気を入れ替えることが、現在のスタンダードになっています。

換気のなかでも、空気の流れを計画的にコントロールすることを「計画換気」と呼びます。

この計画換気を機能させるためには、住まいの高気密化が必要です。
気密性能が低い家(わかりやすく言うと、すきま風がたくさん入ってくる家)だと、
すきまから空気が侵入することで、計画した通りの換気が機能しなくなってしまいます。
そのため、本来であれば外に出ていくはずのよどみやにおいが部屋に残り続けて、空気の鮮度を維持することができなくなります。

どんなに換気システムにこだわったとしても、隙間だらけの家では、そもそも意味がなくなってしまうということです!

繰り返しになりますが「設備」ではなく「駆体」にこだわることが重要です。
特に、換気にこだわるのであれば、それはつまり高気密な住まいにする必要があるということです。
ぜひ覚えておいてくださいね。



③日本の省エネ基準には、気密性能に関する定めがない!



ここまでで「気密性能が大切だ」ということがおわかりいただけたと思いますが、
なんと気密性能について、日本では明確な基準値が定められていません!
明確な基準がないため、気密に取り組んでいる住宅会社が極めて少ないという実態があるのです。

ちなみに、気密性能はC値という値で表されますが、
C値が1.0㎠/㎡以下であれば高気密と呼ぶことができると住まいるサポートでは考えています。
日本以外の世界各国の気密基準ですが、以下のように基準が定められています。


気密に関する明確な基準がないということは、逆に言うと、家を建てる人が気密性能について考える必要があるということです。
ぜひこの点も覚えておいてくださいね。



(まとめ)いずれの換気システムも一長一短!




「これを選べば、どんな家でも安心!」という完璧な換気システムはありません。
前回のブログでご紹介した第一種も第三種も、ダクト式もダクトレスも、それぞれにメリットとデメリットがあります。

そのため、換気設備についてはあまりこだわりすぎないことがポイントです。
こだわりすぎる必要はありませんが、換気システムは「設備」であるため、
設備を買い替えるための更新コストや、換気設備を動かすための動力コストが発生するということは、ぜひ覚えておきましょう。



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いかがだったでしょうか?
せっかくのこだわって建てた住まいなのに、部屋の空気がどんよりよどんでいたら悲しい気持ちになりますよね。
「一長一短なのはわかったけど、それでも換気システムについて具体的なアドバイスがほしい」と思われた方は、高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへお気軽にご相談ください。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
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2024/11/05

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知っているようで 知らない?換気システムの基礎知識
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

落ち葉が舞うようになり、風も冷たくなってきましたね!🍂
空気が乾燥してインフルエンザなども流行りはじめる時期になりますので、お子様もご家族皆さまも、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。

そして家の中の寒さと言えば、すきま風。
「暖房を入れているのに、足元だけが寒い」という問題は、高気密・高断熱な住まいにすることで解決できますよ!
その中でも、今回皆さんに知っていただきたいのが、住宅の「換気システム」についてです。


知らない方も多くいらっしゃいますが、現在の日本の新築住宅には、24時間換気システム設置が義務付けられています。
これは、2003年にシックハウス症候群への対策として、建築基準法が改正されたことがきっかけです。

「そもそも住宅の換気システムって何だろう?」
「結局、どの換気システムがいいの?」
とお悩みの方へわかりやすく解説します。

このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。


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◇住まいに関わる換気の種類は、2つ


換気には、【第1種換気】【第2種換気】【第3種換気】の3つの種類があります。
この中で、住宅の換気システムは、【第1種換気】もしくは【第3種換気】のどちらかになります。


◯【第一種換気】とは?

外から空気を取り入れる「給気」と、外へ空気を出す「排気」の両方をファンで行うしくみです。
第一種換気=熱交換と理解されている方も多いのですが、
【第一種換気】が示す言葉の定義としては「給気と排気をファンで行う」という意味です。
ただ、ほとんどの第一種換気システムには熱交換器がセットになっているので、実質的には第一種換気=熱交換とお考えいただいても問題ありません。


〇【熱交換器】とは?

熱交換器とは、排気時に捨てる室内の熱を回収して、給気してきた空気と交換してその熱を戻します。
暖房や冷房された空気をそのまま外に捨てるのではなく、熱交換器で外気と熱を交換することで、
冬の冷たい外気は暖かく、夏の熱い空気は冷やして室内に入れるので、冷暖房光熱費を削減することができます。


◯【第三種換気】とは?

外へ空気を出す「排気」だけをファンで行い、「給気」は給気口から自然に取り入れるしくみです。
ご自宅にあるトイレやキッチンの換気扇をイメージしていただくと、わかりやすいですね。



まずは、住まいに関わる換気システムが2種類あることを覚えておきましょう。


◇第一種換気のダクト式とは

ここからは、それぞれの換気システムをもう少し詳しく説明していきます!


まずは、【第一種換気のダクト式】です。

給気口と排気口はそれぞれひとつずつ設置されており、各部屋からダクトと呼ばれる管で繋がっています。
特徴的なところとしては、【熱交換器】があることです。
画像では、給排気口の近くに置かれていますが、【熱交換器】の構造としては「段ボール紙を重ねたようなもの」とイメージしてください。

【熱交換器】は、外気の冷たい空気をそのまま入れるのではなく、室内の温められた空気と熱交換することで、温かい空気を部屋の中へ取り入れることができます。
温度に加えて湿度もやりとりする「全熱交換型」と、温度だけのやりとりをする「顕熱交換型」があります。



◇第一種換気のダクトレスとは



次は、【第一種換気のダクトレス】です。
読んで字のごとくですが、先ほどのダクト式とは違って「ダクトがない」ものになります。

「ダクトがないのにどうやって空気の道を作るのか?」というと、
この換気システム×2つをセットに空間へ設置することで、その間で空気を循環させるのです。
ファンが70秒ごとに交互に切り替わり、排気と給気が入れ替わります。
冬の暖房の季節では、排気時に室内の空気が「蓄熱材」(画像の筒状のセラミック素材の部分)を通ることで温められます。
それが、給気に切り替えられると、冷たい外気が蓄熱材で温められることで熱交換が行われ、温かい空気を室内に取り入れることができます。


◇第三種換気のダクト式とは





こちらは、第三種換気となるので、つまり、外に出る「排気」のみがファンで行われるしくみになります。
排気ファンで排気されることで、室内が負圧になります。
そのため、各部屋にある給気口から外気が取り込まれ、ダクトと呼ばれる管を通って、換気ファンのある排気口へと流れていく仕組みです。


◇第三種換気のダクトレスとは?

第三種換気のダクトレスは、それぞれの部屋に設置された換気ファンにより、排気が行われるしくみです。



◇おすすめしないのは、パイプファン(第三種ダクトレス)






第三種のダクトレスは、基本的には、パイプファンが使われますが、このパイプファンだけは避けることをおすすめします。
(パイプファンとは、トイレなどにある扇風機のようなプロペラがついたファンのことです。)

住宅で使われるファンは、パイプファンとシロッコファンのいずれかなのですが、
パイプファンは、換気能力が低いので、例えば風の強い日などはその影響で、換気量が極端に低下します。
つまり、十分な換気が行われないのです。

高気密な住まいの場合、気密性が高いので自然に住宅内に入ってくる給気量が一般的に少なくなります。
その状況でパイプファンを採用してしまうと給排気ともにパワーが弱く、十分な空気循環を作り出せず、汚れた空気が部屋に留まってしまうことになります。

ぜひこのポイントは覚えておいてください。


ちなみに、シロッコファンですが、細長い板状の羽が取り付けられた筒状のファンのことです。
キッチンの換気設備に利用されているものとお考えいただくと、わかりやすいかと思います。


https://kaji.tokyo-gas.co.jp/column/detail_3247


パイプファンを除いた換気システムはいずれも一長一短で、それぞれにメリット・デメリットがあります。
これを選べばOKという完璧なシステムはありません。

換気システムはあくまでも「設備」になりますので、優先順位としては「駆体」にこだわることが、満足度の高い住まいづくりにつながります。
詳しい内容は、次回のブログでご紹介しますね!



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いかがだったでしょうか? 今回は換気システムの設備について、ご紹介しました。
「換気システムがそれぞれ一長一短なのはわかったけど、そうは言っても建てる住まいに合わせたアドバイスがほしい」と思われた方は、高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへお気軽にご相談ください。


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2024/10/10

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知ってると安心!耐震性能の基礎知識
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

10月に入っても暑い日が続いたり、かと思ったら曇りや雨でいきなり涼しくなったり。
季節外れの暑さやゲリラ豪雨などの異常気象に出くわすたび、私たち人間の力が及ばない自然の威力を感じています…!

思い返せば、今年の元旦には最大震度7の能登地震がありましたね。
そして8月には九州地方で最大震度6弱の地震が起こり、「南海トラフ地震の発生する可能性が高まっている」という報道がさかんに行われていました。
夏休みシーズンということもあり、帰省や旅行を迷ったり、なんだか落ち着かない日々を過ごした方も多かったのではないでしょうか?


日本に暮らす限り、残念ながら地震と無関係でいることはできません。
日本の住宅の耐震性能は、そのまま「家族の安全」につながります。


今回は、住まいの耐震性能に関連した用語や知っておくと安心できる住まいづくりの耐震知識について、ご紹介します。
皆さんの建てる住まいや今の住まいの耐震について、家族が安心安全に暮らせる場所になっているか考えるきっかけにしていただければと思っています!


ぜひブログの内容をぜひチェックしてください。



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①耐震基準(新/旧)


耐震基準とは、建築基準法という法律で定められている基準です。

例えば、今から新しく住まいを建てるのであれば、「新耐震基準」を満たす住宅を建てる必要があります。
この新耐震は1981年に施行されているので、それ以降に建てられたものは、新耐震に対応しているということになります。(正確にお伝えすると、建築確認日が1981年6月1日以降の建物が新耐震に対応しています。)

 
一方、「旧耐震基準」ですが、中古物件をご覧になっている方は、よく耳にされているかもしれません。
1981年6月より前に建てられた建物は、旧耐震の基準が採用されています。
もし1981年以前に建てられた中古住宅の購入を検討されているのであれば、耐震診断を受けることをおすすめします。
この診断を受けることで、新耐震基準で耐震性の有無を確認することができますので、安心して住まいづくりを進めることができますよ。
 

まずは、新耐震と旧耐震という2つの基準があることを覚えておいてくださいね。




②耐震等級(1/2/3)






新耐震/旧耐震とは別に、現在の新築建築物には「耐震等級」という基準があります。

こちらは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)で定められているものです。先ほどの耐震基準を数字でよりわかりやすくしたものと考えるとわかりやすいかと思います。


「耐震等級1」は、現在の建築基準法が要求している耐震性能となるので、新耐震に対応していることになります。また、耐震等級1は、震度6強から7程度に対して倒壊・崩壊しない耐震性があることを示しています。

倒壊や崩壊しないという言い方をすると、「家がまったく壊れない」というイメージを持たれるかもしれませんが、それは誤解です。
あくまでも「震度6強から7程度の地震が起きたとき、住宅内にいる人が避難できる耐震構造を保持している」ことを基準にしているので、倒壊を免れたとしてもそのあと住み続けられる状態であるかは、各住宅の状況次第になります。
建築基準法では、建物の倒壊・崩壊により、地震による死亡事故が起きないようにするための基準を定めているものなのです。大規模な地震で、倒壊・崩壊はしないが、半壊等の可能性はある耐震性能ということを覚えておきましょう。

補足ですが、
耐震等級2になると、耐震等級1の1.25倍の耐震性、
耐震等級3になると、耐震等級1の1.5倍の耐震性能を有しています。

 

ちなみに、2016年に起こった熊本地震では「最大震度7の地震が2回観測された益城町で、耐震等級3の住まいはほぼ被害がなかった」ということが、国土交通省のから報告されています。
耐震等級3の水準の高さを感じられる事例ですね!



https://www.mlit.go.jp/common/001155087.pdf


耐震等級3“相当”という表現に、要注意!!

工務店やハウスメーカーによっては、「耐震等級3”相当”」というあやふやな表現を使用している場合があります。皆さん、これには要注意です!

耐震等級3の場合、地震保険が50%割引になるなど、様々なメリットがあります。
ただし、そのためには、第三者機関(住宅性能評価機関)による認定が必要になります。
当然ですが、第三者機関に依頼するということはその分コストがかかりますので、「性能的には耐震等級3レベルだが、第三者認証を取っていない」というケースがあるのです。

「相当」という表現では、実態として耐震等級3の基準を満たしているのか?怪しい部分がありますので、十分に注意してくださいね。


③直下率



直下率という言葉を知っていますか?
あまり聞いたことがないかもしれませんが、直下率とは、2階建ての場合「1階と2階の柱の位置や壁の位置がどれくらい一致しているか」を示した割合のことです。
 

直下率の高さは、耐震性能にそのまま直結します。
住宅の耐震について知識のない方が設計を行う場合、まず間取りを作成して、そのあと耐震性能を満たすというアプローチになります。
この順番では、余分な駆体の強化が必要になるなど、本来であれば不要だったはずの追加コストが発生してしまいます。

最近は、耐震性能3の住まいづくりを希望される方が増えていますので、設計時から直下率の高い間取りづくりを行えることが好ましいですね。耐震性能に知識のある担当者の方であれば、間取りづくりの段階から直下率を考慮したものを提案してもらえます。

不要な追加コストを減らせますので、ぜひこのポイントも覚えておいてください。




④構造用面材

以前のほとんどの住宅では、画像左側の筋交いという方法で、住まいが建てられていました。
四角形は地震があったときに潰れやすい形状のため、そこへ斜めに木材を交差させているのが筋交いです。
 
おすすめしたいのは、右側の構造用面材です。
費用は若干上がってしまいますが、筋交いと比較して①断熱性能が高い、②接合部の緩みが発生しないため、竣工時の耐震性能が維持されやすいというメリットがあります。

最近は、構造用面材を採用される方の比率が増えているなという印象がありますので、ぜひ検討してみてください。



⑤劣化対策

「耐震性能にこだわった住まいが完成したので、もう安心!何があっても大丈夫!」

ついこのように考えてしまいがちですが、忘れていけないのは劣化対策です。
住まいの耐震性能は、年月が経つにつれて劣化していくため、何もしないまま竣工時の性能を保ち続けることはできません。

 劣化対策の中でも、特に重要なのが壁内結露を起こさないことです。
(見えない壁の内側にできる壁内結露について詳しく知りたい方は、ぜひこちらのブログもチェックしてください。)


壁の中に結露が発生することで、木を腐らせる菌やシロアリが発生する可能性を高めてしまいます。

結露対策をすることで耐震性能の劣化を防ぐことができますので、「建てたあとには劣化対策が必要だ」ということもぜひ覚えておいてくださいね。




~~~



いかがだったでしょうか?日本で暮らす限り、切っても切り離せない地震との関係。
家族みんなが安心して暮らすために、耐震性能を高めた住まいづくりはとても大切です。
「安心安全に過ごせる住まいを建てたい!」と思われた方は、高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへお気軽にご相談ください。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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📙【第8回】はじめての住まいづくり講座 耐震性能の基礎知識


📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅


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2024/09/19

スタッフブログ

フルリノベはお急ぎください! 2025年4月「建築基準法の改正」で一体何が起きるのか?(後編)
こんにちは、住まいるサポートの木野です。


前回のブログでは、来年2025年4月に迫る建築基準法が変わることで、一体私たちにどんなことが起こり得るのか?をお伝えしました。
まだ読まれていない方は、こちらのブログからご覧ください。


今回はその続きとして、
来年の4月以降「どうしてフルリノベーションの手続きが計画的に進まなくなる可能性が高いのか?」について解説します。


❓「正直、法律が変わると言われてもよくわからない」
❓「私たちに、一体どんな影響があるの?」
❓「どうしてフルリノベーションを急いだ方がいいの?」


そんな疑問をお持ちの方へ向けて、解説します。
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。



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住まいるサポートとは…

全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする
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(住宅会社のご紹介は無料で行っています。)
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理由① 新築に関する手続き件数が大幅に増えるため




建物を建てたり、大規模修繕を行ったりする場合、
「確認申請」と呼ばれる申請を自治体や民間の指定確認検査機関へ申請する必要があります。


基本的には「確認申請」が必要ですが、実はこれまで特例として、構造審査が不要となる特例が存在していました。
それは「4号特例」と呼ばれ、2階建て以下の小規模な木造住宅であれば「構造審査」が不要となり、リノベーションの場合は「確認申請」そのものが不要となる規定になっていました。


しかし、2025年4月の法改正では、「4号特例」の対象建築物が大幅に縮小されることが決まっています。つまり、新築でも「構造審査」が必要となり、これまで不要だった既存の戸建住宅の大規模修繕などでも「確認申請」が必要となります。


これは、指定確認検査機関で対応する手続き件数が大幅に増えることを意味しています。
これまで不要だった、木造住宅の「構造審査」や、リノベーションの「確認申請」が増えるのですから、全体の件数が増えるのは当然ですね。


この場合でも、対応件数の増加に対応できる体勢が整っていれば心配ありませんが、
現時点では、制度設計の準備不足・見切り発車という声も多く聞かれており、とてもスムーズに対応できるとは考えられない状況です。
少なく見積もっても6か月間程度は、戸建住宅の大規模修繕や模様替えの「確認申請」手続きは、ほぼできない状況に陥るのではないかと言われています。



理由② 既存住宅に関する手続きマニュアル整備遅れのため





新築住宅の申請手続きは、ルールが明確で担当者が判断に迷うことはありません。

ところが、既存住宅の中でも、現行法に適合していない内容が含まれる場合、審査では個別での判断が必要となります。
担当者の拠り所となる判断基準の明記されたマニュアルがありますが、そのマニュアルが整備されるよりも先に、法改正の施行が始まってしまう可能性が高く、そのため現場の混乱は避けられないと言われているのです。

加えて、これまでは新築に関する確認業務ばかりを指定確認検査機関は行っていたので、既存住宅に関する経験や知識に乏しく、そもそも十分な経験のある確認検査員が圧倒的に足りていない状況もあります。


つまり、対応件数は増えるが対応できる人員やマニュアルに不足があるため、確認業務の負荷が高まりパンク状態になるのではないか?ということです。
もし皆さんがフルリノベーションをするために「確認申請」をしたいと思っても、受け付けてくれる指定確認検査機関が見つからないかもしれません。運良く申請を受け付けてもらえたとしても、審査期間が長引く可能性が高いです。







フルリノベは、2025年3月中の着工がベスト!





ここまでの解説で、法改正前と後では、フルリノベをするための手間と費用と着工までの時間がまったく変わってしまうことをお分かりいただけたでしょうか?
特に、改正法施行の直後は、業界が大混乱するのではないかと予想されています。
フルリノベを行おうにも、いつ着工できるかまったくわからない状況になるのでは?と住宅業界は懸念しているのです。


では、現在フルリノベを検討している方は、一体どうしたらいいのでしょうか?

来年4月以降の状況や動きがまったくわからないため、今できる対策としては、2025年3月までに着工するという選択肢しかありません。
フルリノベーションの設計や見積もり期間を考えると、なるべく早く動き出す必要があります。


繰り返しになりますが、フルリノベを検討中の方は、とにかく急ぐことをおすすめします。

 

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新築の住宅価格が高騰し続ける中で、中古物件のフルリノベーションはコストを抑えながら高気密・高断熱な住まいを叶える、大切な選択肢の一つです。
現在フルリノベを検討している、少しでもフルリノベが気になっているという方は、建築業界に精通した専門家である住まいるサポートへご相談ください。
皆さんの住まいづくりに必要な情報をお伝えします。


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📙2025年4月「建築基準法改正」は改悪か…「耐震・断熱・気密リノベができなくなる」の真相(幻冬舎ゴールドオンライン)

📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅


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2024/09/13

スタッフブログ

フルリノベはお急ぎください! 2025年4月「建築基準法の改正」で一体何が起きるのか?(前編)
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

少しずつですが気温が下がり、秋の気配を感じられるようになりました。
これからもっと過ごしやすい気候になりますね。運動会で子どもの成長を感じたり、
友人家族と一緒に自宅や公園でピクニックをしたり、
秋ならではの楽しい予定がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

食欲の秋、運動の秋、読書の秋といろいろありますが、
そこに一つ「住まいの秋」も加えて、これからも皆さんの新しい住まいづくりを応援できればと思っています!


突然ですが、皆さんは来年2025年4月に住まいに関わる、
建築基準法という法律が改正され施行されることを知っていますか?
この法改正は、中古物件を購入してフルリノベーションしたいと考えている方に大きな影響が起こり得ると言われています。


❓「正直、法律が変わると言われてもよくわからない」
❓「私たちにどんな影響があるの?」
❓「どうしてフルリノベーションすることが難しくなるの?」


そんな方に向けて、過去に行われた法改正も紹介しながら、わかりやすく解説します。
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。


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①2007年の法改正きっかけは、姉歯(あねは)事件



http://www.asahi.com/special/051118/TKY200604260085.html


当時ニュースでもかなり大きく取り上げられていた、
姉歯(あねは)事件を覚えていらっしゃるでしょうか?

姉歯建築設計事務所が構造計算書を偽造していたことが発覚した事件で、
端的に言うと、耐震設計が基準値を満たしていないにも関わらず、計算結果を偽装することで
「基準値を満たしている」とウソの報告を国にしていました。
その不十分な耐震設計のままビルが建てられ販売されていたことで、大問題となったのです。

再び同じ問題が起こらないようにするため、2007年に建築基準法が改正されたという経緯があります。
しかし、その一方で実務を行う現場では、この法改正に伴って大変な混乱が起こっていたのです。

✔建築確認や検査など、実務に関するガイドラインガイドラインが示されたのが法施行日の直前だったこと
✔厳格すぎる規定のため、審査に必要な日数が長期化したこと
✔結果として、該当年度の住宅着工件数が激減したこと

実は、2025年4月に予定されている建築基準法の改正では、
2007年当時を上回る深刻な状況が起こるかもしれないと言われています。
つまり、法改正後にさまざまな手続きに時間がかかってしまう可能性が高いということです。



②どうして今、フルリノベーションを急いだ方がいいのか?




「中古物件を買ってフルリノベーションをしたい」とお考えの方は、
急いで手続きを進めることをおすすめします!
なぜなら、2025年4月の法改正が施行されたあとでは、
場合によって半年以上も計画をストップせざるを得なくなると言われているからです。

💡そもそも断熱・気密フルリノベーションとは…
通常行われる水回りやクロスの張替えなどのリフォームにとどまらず、

断熱・気密性能と耐震性能を向上させる改修工事を行うことを「断熱・気密フルリノベーション」と言います。
一般的には上の写真のように、スケルトン状態(柱・梁等の構造材をむき出しにすること)にして、
耐震補強・シロアリ対策、床(基礎)・壁・天井(屋根)に断熱材を十分に施し、合わせて気密処理も行い、気密性能も確保します。

築40年以上の築古の既存住宅でもフルリノベをすることで、
一般的な新築住宅よりも耐震・断熱・気密性能を高性能にすることができます
このことはあまり知られていませんが、金額的にも性能的にも、住まいづくりをする上で皆さんの大切な一つの選択肢であると私たちは考えています。

今なら、まだ間に合います!検討中の方は、なるべく早く行動されることを強くおすすめします。
次回のブログでは「どうして長期間に渡りフルリノベーションの計画が進まなくなるのか?」その理由について、詳しくお伝えしますね。


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法律が変わると言われても、よくわかないですよね。
住まいづくりに関する疑問やお悩み、迷っていることがありましたら、
建築業界に精通した専門家である住まいるサポートへご相談ください。
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記事や書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。

📙2025年4月「建築基準法改正」は改悪か…「耐震・断熱・気密リノベができなくなる」の真相(幻冬舎ゴールドオンライン)

📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅
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2024/07/26

スタッフブログ

初期費用を抑えたい人におすすめ!中古マンションの断熱リノベーション

こんにちは、住まいるサポートの木野です。

最近、買い物をしていて「あれ?前より値段が上がっている?」と感じることが増えました。
原料高・円安・気候変動など、いろいろな背景があるのだとは思いますが、なかなか悩ましい状況です。

そして、価格高騰と言えば、新築住宅。
東京23区の新築マンションは、2023年の平均価格が1億円を超えたというニュースにはとても驚きました!

子育てには出費がつきものですが、学校や習い事など「子どもの教育費にもきちんとお金をかけてあげたい」という親御さんが多いと思います。
そう考えると、住宅にかかる初期費用はなるべく抑えたいですよね。

「費用は抑えたいけど、快適な住まいも手に入れたい!」
そんな方におすすめしたいのが、中古マンションの断熱リノベーションです。
新築に比べると、中古マンションは手に入れやすい価格帯です。初期費用を抑えながら、リノベーションすることで高性能な住まいを実現できますよ!

「リノベーションと言われても、家のどこをどうすればいいのかわからない!」という方に向けて、解説します。
✅️なぜ戸建てよりも中古マンションの方が、圧倒的にコスパよくリノベできるのか?
✅️中古マンションをリノベするときのポイントは?

このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
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どうしてマンションの方が、圧倒的にコスパよくリノベーションできるのか? 


施工 : ホームテック株式会社
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ざっくりとした計算になりますが、中古のマンション・中古の分譲戸建てをそれぞれフルリノベーションした場合に、必要となる費用について比べてみました。

■中古マンションをフルリノベーション(面積75㎡程度を想定)
・必要なコスト…約700万円
・高断熱仕様にするための追加費用…約100万円
 合計 約800万円

■中古の分譲戸建てをフルリノベーション
 合計 約2,000万円以上

フルリノベーションとは、水回りや間取り、内装なども含めたリノベーションを指します。
中古マンションであれば約800万円以内で、一般的な新築マンションよりも高断熱な住まいに仕上げることができます!一方、中古の分譲戸建ての場合、約2,000万円以上が必要となり、家を建て替えるのと比べたら少し安い、という程度になります。

どうしてマンションの方がリノベーション費用が安くなるのか?気になりますよね!
その理由もお伝えします。

◯理由1
1つ目の理由は、マンションは鉄筋コンクリートで駆体が作られているからです。
戸建て住宅は木造が多いので、きちんと気密処理をしないと、マンションに比べて気密性が低くなります。そのため、鉄筋コンクリート造のマンションの方が、最初から気密性が高いので、追加で必要となるリノベーション費用が安くて済むというわけです。

◯理由2
2つ目は、外気に触れる面が少ないことです。
マンションは集合住宅なので、上下・隣にも住居があります。戸建てでは、建物全体と屋根・床すべてが外気に接しているので、マンションの方が外気温の影響を受けにくいです。そのため、断熱リノベーションを行う箇所が少なく済むため、必要な費用も安くなります。 

また、デザインに関しても、中古物件にはメリットがあります!
例えば、「壁をタイル貼りにしたい」など、自分の好みに応じてリノベーションを行うことができるためです。新築物件では叶わないカスタマイズを楽しむことができるのも魅力ですね。


中古マンションをリノベーションする時に、大切な2つのポイント




フルリノベーションと言われても馴染みのない言葉で、実際どのエリアを何に変えれば高性能な住まいになるのか、わからないですよね。
ここでは2つのポイントをお伝えします。

◯ポイント1:窓にインナーサッシを設置する
インナーサッシという言葉を聞いたことはありますか?
既存の窓の内側にあるスペースに入れるサッシのことを言います。
最初からある窓と、追加したサッシにはめた樹脂のペアガラスで断熱性能を高めることができるという方法です。
コストパフォーマンスも大変によくおすすめな方法ですが、欠点としては、窓を開けるときに2枚の窓を開けることになりますので、それが少し面倒に感じられるかもしれません。




◯ポイント2:玄関を高断熱化する
日本の住宅は、玄関スペースが寒い家が多いです。
これは、玄関の扉自体の断熱性能が不足していることや、経年劣化ですきま風が入ってきてしまうことが理由として考えられます。マンションの場合、玄関扉は共用部なので、自由に高断熱の扉に交換することはできないケースがほとんどです。

そこで、玄関扉ではなく、玄関扉の内側に玄関エリアを仕切ることのできる扉を追加で設置します。
平面図では「気密ドア」と書かれている部分です。
中古マンションの部屋選びのポイントは、「玄関エリアを区切ることのできる間取りであるか?」です。ここに扉が一枚あることで、外気の侵入を最低限に抑えることができます。物件探しの際には、玄関部分が独立できる間取りか?をぜひチェックしてみてくださいね。




中古マンションを断熱フルリノベするなら、ずばりこんな物件がおすすめ!


SUUMOサイトより引用https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_room/kadobeya_ms/


最後に「フルリノベをするなら、このような中古マンションのお部屋がおすすめ!」という情報をお伝えします。


◯ポイント1:他住宅に挟まれている「中住戸」
中古マンションをフルリノベするなら、他住宅に挟まれている「中住戸」(中部屋)がおすすめです!
先ほどもお伝えした通り、外気に触れる面積が少ないほど、リノベーションが必要な場所が少なくなります。
中住戸(中部屋)は、左右や上下が他住宅に囲まれているそのため、外気に触れる部分が少なく、リノベーションの観点からは角部屋よりも断然おすすめです!一般的にマンションは、最上階や角部屋が人気になりますので、分譲価格も比較的リーズナブルなのもうれしいですね。
 

◯ポイント2:玄関部分を独立させられる間取り
繰り返しになりますが、中古マンションでは、玄関の扉は共用部扱いとなるため、変更が難しい場合がほとんどです。そのため、扉自体を変更するのではなく、住まいの玄関エリアを仕切ることのできる扉を一枚追加することをおすすめしています。扉を設置するためには、玄関エリアが独立できるような間取りでなければなりません。物件選びの際には、ぜひこのポイントも覚えておいてくださいね。


~~~

中古物件との出会いは、一期一会ですよね。
今回は中古マンションをフルリノベーションするという視点からおすすめポイントをご紹介しましたが、物件の間取りや築年数・状態によっても必要な施工は違ってきます。

「中古マンションの目星は付いているけれど、この住まいを断熱フルリノベするにはどうしたらいいのかな」と迷われている方は、お気軽に高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへご相談ください。あなたの物件に合ったご提案をさせていただきます。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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🎦【第14回】はじめての住まいづくり講座 今からでもできる断熱リノベーションとは?

📕元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

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