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2025/06/05

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太陽光発電ファクトチェック
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

これまで数回に分けて太陽光発電についてご紹介してきました。

太陽光発電については住宅系以外の有名なユーチューバーの方々が批判的なコメントをしている方が多く、少し誤解があるのかなと感じています。

そこで、東京大学工学部の前真之准教授が『太陽光発電ファクトチェック』というものをネットに上げられています!

前先生ご自身が足を運び、誤解の多い部分に関して専門部門に問い合わせに行かれたりしています。

例えば火事になった時にどうなるのか、と消防庁に問い合わせに行ったりと、その結果を整理されています。

太陽光発電について疑問に思ってる方は、是非このファクトチェックをご覧いただければと思います!

今回はその中からいくつかをご紹介したいと思います。


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疑問:想定通り発電しないのでは?

ファクトチェック: 経済性検討では1kWあたり年間1000kWhの発電量を想定することが一般的ですが、経済産業省の実績ではほとんどの都道府県で1000kWhを上回っています。太陽光を設置した多くの住民は、発電量やコスト削減効果に満足しているという調査結果もあります。太陽光の発電実績は東京都の資産全体を上回っています。



疑問:発電量が低下したり、機器が故障したりするのでは?

ファクトチェック: 運用中に効率が低下することはありますが、多くのメーカーが10~15年のシステム保証、15~25年の出力保証を提供しています。パネル自体は数十年に渡り利用可能と予想されていますが、直流を交流に変換するパワーコンディショナー(パワコン)は10年程度で交換が必要になるのが一般的です。



疑問:パネルの重さで耐震性能が低くなるのでは?

ファクトチェック: 一般的な住宅用太陽光パネル(5kW分)の総重量は、パネル約300kg、設置架台約100kgで合計約400kg程度です。一方、一般的な屋根材の重量は約4000kg程度あり、太陽光パネルによる追加重量は屋根全体の重量に対して大きくありません。通常の耐震設計で問題なく、最初から設置を前提とする場合は、耐震等級3などでその重量を考慮して計算すれば済む話なので、大したことはないということです。



疑問:太陽光パネルの設置箇所から雨漏りするリスクがあるのでは?

ファクトチェック: 雨漏りは屋根以外(ベランダ、窓、天窓、外壁など)からも多く発生しており、住宅保証支援機構の調査では雨漏りの約8割が屋根以外が原因です。屋根が原因の22.4%のうち、太陽光パネル設置が原因の統計データはなく、ほとんどないものと考えられています。メーカー推奨の方法に従い適切に施工すれば、雨漏りのリスクは限りなくゼロに近いです。万が一発生した場合でも、瑕疵担保保険でカバーされるため住まい手の負担はありません。



疑問:台風やひょうなどの自然災害で壊れるリスクは?

ファクトチェック: 太陽光パネルの表面はガラスで密に覆われており、ひょうなどが当たっても容易には破損しません。一般的に、自然災害による太陽光発電設備の損害は火災保険でカバーされます。



疑問:火災発生のリスクがあるのでは?

ファクトチェック: 住宅用太陽光発電システムの設置数(約237万件以上)に比べ、火災事例は極めて少ない件数(調査対象72件中モジュールまたはケーブルが原因の火災等が13件など)です。適切に施工していれば、火災の可能性は限りなくゼロと言えます。



疑問:火災発生時の消化活動で消防士が感電するリスクがあるのでは?

ファクトチェック: 消防庁は、太陽光設置住宅における消化活動の注意点を整理しており、適切に対応することで問題なく消火活動を行えるそうです。放水による感電リスクについても考慮されています。



疑問:製造時のエネルギー消費やCO2排出を、運用時の発電量で相殺できないのでは?

ファクトチェック: NEDO報告書によると、2009年度の時点ですでに太陽光発電システムのエネルギーおよびCO2のペイバックタイムは2~3年程度とされています。その後も製造時の省エネが進んでいます。他の発電方式と比較しても、建設時等の間接と発電燃料燃焼の直接ともに、住宅用太陽光発電のCO2排出量は非常に少ないです。



疑問:大量廃棄時代が来て、パネルの処分に困るのでは?

ファクトチェック: 環境省の調査によると、日本全体の太陽光パネル廃棄量は年間5000~7000トン程度で、そのうち3分の2はリユースされています。リサイクル・処分されるのは約2000トン弱です。産業廃棄物全体(3.9億トン)や建設業からの産業廃棄物(8300万トン)から見れば、太陽光パネルの廃棄量は現状では極めて軽微であり、差し迫った問題とは言えません。



疑問:廃棄された太陽光パネルはリサイクルできないのでは?

ファクトチェック: 廃棄される場合でも、リサイクル技術は確立されており、各地のリサイクル工場で適切な処理が可能です。パネルを解体した後、セルや配線部分は非鉄製錬業者により金属回収され、ガラスなどはセメント原料や路盤材として再利用されます。



疑問:太陽光パネルには有害物質が大量に含まれているのでは?

ファクトチェック: 太陽光パネルの大部分(約8割)はガラスやアルミで、これは窓と同じ素材です。特有の素材であるセルは約3%、配線や半田は約1%に過ぎません。環境省の調査で一部のパネルから基準値を超えるセレンやカドミウムが検出された事例はありますが、市場シェアは小さく、メーカー独自のリサイクル体制が準備されています。現状では、有害物質を含まない結晶性シリコンパネルが大半です。



疑問:太陽光発電システムの撤去に多額の費用がかかるのでは?

ファクトチェック: 環境省の調査によると、住宅用太陽光発電設備の撤去にかかる費用は、解体業者で平均8.9万円、専門業者で平均18.9万円程度です。パネル1枚あたりの処理費は約2000円(埋め立て)または3000円(リサイクル)が目安とされています。



疑問:蓄電池とセットでないと太陽光発電は意味がないが、蓄電池は高いのでは?

ファクトチェック: 太陽光発電は、周辺の住宅でのエネルギー消費に貢献するため、地域全体のエネルギー自立に有効です。自家消費を増やすには蓄電池が最も有効ですが、コストは急速に低下しています。また、昼間沸き上げ型のエコキュートなど、太陽光で積極的に自家消費する設備も登場しています。売電価格が下がった今、自家消費率の向上が経済性を高める重要なポイントとなっています。



疑問:シリコンの主要生産地での人権問題(ウイグル問題)が心配だ。

ファクトチェック: 太陽光パネルに使われるシリコンの多くは中国製であり、人権問題が懸念されるウイグルで製造されるものが含まれると推測されています。これは重要な課題であり、日本も含め世界が連携して人権保護を進めることが重要です。ただし、シリコンは家電や車などあらゆる半導体に使われる現代社会の必需物質であり、これは太陽光パネル固有の問題ではなく、シリコンやレアメタル全般に共通する問題として対処する必要があります。



どんな設備にもメリット・デメリットはありますが、データに基づけば太陽光発電は経済性、安全性、環境性、エネルギー安全保障の観点からも有効な選択肢となり得ます!

ただし、繰り返しになりますが最も大切なのは住宅の基本性能です。

その上で、ご自身のライフスタイルや予算、災害への備えなども考慮しながら、太陽光発電の導入を検討するのが良いでしょう。

さらに詳しい情報や根拠については、紹介されていた前先生のファクトチェックや、前回ご紹介した今泉さんの動画などを参照されると良いかと思います。

このブログ記事が、太陽光発電について検討されている方の参考になれば幸いです!!


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2025/05/12

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災害時対策としての太陽光発電
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回は、災害時の停電対応としての太陽光発電についてご紹介できればと思います。

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地震や災害時に長期間停電が続いた際に、太陽光発電があるとある程度自立的に暮らすことができます。

一般的な太陽光発電を入れるだけだと、パワーコンディショナーのコンセントから一箇所だけ、太陽光の発電で電気を使うことができます。

一箇所だけなので、実際はスマホの充電等くらいにしか使えないのかな、というところです。





そこで「蓄電池」の導入というのが選択肢になりますが、蓄電池はまだまだ高価なもののため、経済的にペイしないのかなと思われるようです。

東京都の場合では、かなり手厚い補助金があるようなので、そういった場合は考えても良いのかも知れないですね。

蓄電池の代わりになるもので『V to H』というものがあります。




これは『 Vehicle to Home 』の略で、EV(電気自動車)から家に電気を送り、停電時にはEVに蓄電された電気で生活が出来るようにするというものです。

太陽光発電でEVに充電するだけであれば、充電用のコンセントを設けることは大した費用はかかりません。

しかし、EVから家に電気を送り普通に暮らせるようにするためには、この「EVパワーコンディショナー」の導入が必要になります。

ただ、こちらもかなり高価なため、V to Hを導入しようコスト面で厳しいところがあるかと思います。

そこで、もう少しリーズナブルな仕組みがこちらです!





先ほどのV to Hは家中の電気を賄えるというものですが、この日東エルマテリアルという会社が提供しているシステムでは、コンセントを5回路限定でEVから供給できるという仕組みになります。

こちらは30万円程で導入することができ、最低限必要な冷蔵庫であったり、エアコン、テレビ等に使うことができます。

このように災害時の停電対応として、太陽光発電の設備を導入しておくことは、おすすめかなと思います!


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2025/04/27

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太陽光発電の経済的メリットのポイントは『自家消費率』
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

前回、太陽光発電の売電価格が下がってきていて、経済的なメリットがなくなっているのでは!?というお話をしました。

今回はその『誤解』を解くことが出来ればと思います!


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売電価格が下がっていると言っていますが、実は順番が逆なんです。

経済産業省が買取価格を決めているのですが、どう決めているかというと、太陽光発電が多く使われるようになるにつれ、いわゆるFIT(フィード・イン・タリフ)制度の目的で、値段が下がっていきます。

そして今の一般的な太陽光発電の設置コストを基に、売電価格を逆算して想定IRR(内部収益率≒利回り)が3.2%になるように決定されています。

なので投資効率で言うと、基本的にずっと3.2%で想定されているので、儲からなくなっているわけではないということですね。

このあたりのお話を、エネルギーパス協会の代表理事である今泉さんが、少し前になりますが、詳しく論理的に説明されている動画を上げていますので、ぜひご覧いただければと思います。

https://youtu.be/Gu13Xsd2qHQ?si=KZXgYUTkgvsIVsXQ




こちらの図も今泉さんの動画のものですが、買取価格が下がってきても投資回収率としては下がっておらず、むしろ若干上がっていますという試算結果となっています。

こちらも詳しくは今泉さんの動画で見て下さいね。


太陽光発電の投資効率を引き上げるのには、さらに自家消費率の向上というのがポイントになってきます。

自家消費率とは何かというと、上の図をご覧ください。

オレンジ色のラインは太陽光が発電する電気で、ブルーのラインは自宅で消費した電気を表しています。

この差の部分、つまりオレンジ色に塗られてる部分が、電力会社に電気を売って売電収入になる部分ということになります。

ただし夜は発電しないため、電力会社から電気を買わなければならないのですが、現在売る単価と買う単価で言うと、売る単価の方が圧倒的に安くなっています。

そのため太陽光発電の収益性を高めるためには、自宅で使う電気の量を減らすことがポイントになってきます。

つまり、夜電力会社から買う電力量を減らして、太陽光で発電したものを自分の家で使いましょう!ということを自家消費率と言います。 

では、自家消費率を上げるためにはどうしたら良いのか、というと例えば、太陽光が発電する昼間に掃除や選択をするなどが考えられます。

ただ昼間は誰も家にいないという家庭も多いと思います。そこで一番手っ取り早いのは、おひさまエコキュートを導入して、昼間の太陽光でお湯を沸かすことです。





エコキュートとは元々原子力発電が盛んに使われた時代に、深夜電力が余っていたので深夜電力で夜お湯を沸かすという仕組みとして出てきたものでした。

しかし今はほとんどの原発が停止しているおり、深夜電力はさほど余っておらず、逆に太陽光の普及で昼間の電力が余り始めたので、エコキュートの位置づけを見直し、昼間の太陽光発電の電力で積極的に発電しお湯を沸かす商品が「おひさまエコキュート」と呼ばれるものです。

このようなものを使うことで自家消費率の向上に繋がり、太陽光の投資効率「経済的メリット」としても向上に繋がります。

また従来のエコキュートは、深夜にお湯を沸かすので、もっともお湯を使う夜まで時間が空いてしまうので、保温のロスがありました。おひさまエコキュートはその点でもロスが少なく、省エネで、経済的な仕組みと言えます。


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2025/04/11

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東京都の太陽光パネル義務化の話
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回は東京都の太陽光パネル義務化についてのお話を出来ればと思います。

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前回、他の国々では太陽光発電の設置義務化は進んでいるとお話をしました。

日本では東京都が先進的に始めていますね!

この制度を、高性能住宅の普及促進を図ってる専門家は「素晴らしい制度だ」と言っている方がほとんどですが、一方で批判的な意見もあり、議論が分かれてる印象を受けています。




それでは、東京都の制度をしっかり理解してみましょう!

設置対象は、延べ床面積2000平米未満の建物で、都内での年間の施工販売延べ床面積が2万平米以上という大手の業者が義務化の対象になります。

大手ハウスメーカーの上位50社程度が対象になるということですね!




また日照条件も考慮されいて、設置すべき建物の割合を地域ごとに30%・70%・85%というように区分しているので、太陽光パネルを設置しても意味がないような場所には、設置しなくても大丈夫です。

この部分を誤解されている方が多いようで「東京のような日当たりが悪い環境に、太陽光を義務化するのは何事だ」というふうに言う方もいるようですが、そこはしっかりと配慮されているということですね!

このように非常によく考えられた制度になっています。

さらに補助金制度もかなり充実しているようなので、東京都で家を新築するのであれば、よほど条件が悪いところ以外は、太陽光を設置しないという選択肢はないのではないでしょうか。


しかしここで、太陽光発電の売電価格、買取価格がどんどん下がっているため、太陽光に批判的な方々は「経済的にペイしないんだから今更設置するのは無しではないか」と言う方もいます。



確かに最初の頃(2015年度)の33円に対して、2023年度は16円まで下がってきています。そんな中経済的なメリットが本当になくなってるのか?というと、ここも誤解があるところのようです!

この続きは次回にしますね。

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2025/03/23

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太陽光パネルの大前提
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回から『太陽光パネル』について触れたいと思います。

まず、太陽光パネルを載せるかどうかという話の前に、大前提としてのお話をできればと思います。

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そもそもですが、家づくりにおいて大切なことは「躯体性能」ですね。

下の図の通り、躯体性能とは、耐震性能・断熱性能・気密性能・耐久性能のことを表します。


太陽光パネルは『設備』となるため、優先順位としては低くなります。

高性能住宅といえる定義は明確にはありませんが、概ね断熱等級6以上、気密測定を実施しC値1.0以下であり、それに加えて十分な劣化対策と耐震性能を確保されていることと言えます。

これらが最低限確保されていることが大前提として、やっと太陽光パネルを載せるかどうかの議論が出来るようになるのです。

そして一方、『脱炭素』ということで、日本では2050年までに温室効果ガス実質ゼロを目標としています。
2030年までには46%削減という目標があります。

特に家庭部門、つまり住宅については66%削減という、産業部門(工場等)などの他の部門に比べて突出した大幅削減の目標が課されています。

しかし現状のままでは、国全体のこの46%削減を守ることが出来ないのではないかと予想されます。

私たちの自宅での暮らしに置き換えてみても、実現できるかどうかというと、かなりハードルが高いということは分かります。

しかし国際公約の実現に向けてとなると、家庭部門での取り組みはとても重要になっています。

ちなみに他の国々では、太陽光発電の設置義務化というのはどんどん進んでいます

例えばカリフォルニア州では、下の図のような制度が導入されてきています。

また日本でも東京都で太陽光パネルの義務化が始まりますね!

次回は東京都の制度について、詳しくお伝え出来ればと思います。

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2025/03/03

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選ぶべき窓の種類は
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回は窓の種類についてお伝えしていこうと思います。

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前回で日本の最高ランクのサッシでは、他の国では違法な性能の家が出来てしまう、とお話したかと思います。

では、そのようにならないためには、どのような「窓サッシ」を選ぶと良いのかを見ていきましょう!
基本的には、やはりアルミ窓やアルミ樹脂複合窓ではなく「樹脂窓」をお勧めしています。
木製」のサッシは予算が許すのであれば良いのですが、コスパを考えると「樹脂」一択となります。

「アルミ樹脂複合窓」の中にも、高断熱のサッシが出てきています。
その場合は、U値(熱貫流率)が1.3[W/㎡K]以下のものを選ぶことをお勧めします。


次に「窓の種類」による気密性能の違いについてですが、日本で一般的な「引違い窓」は極力避けた方がいいようです。
気密がしっかり取れずに、隙間風が生じてしまうためです。

「縦すべりだし窓」と「フィックス窓」の採用をお勧めします。

高気密・高断熱住宅では窓をあまり開けなくなるため、FIX窓を積極的に考えていくのが良いと思います。
FIX窓は値段が安く性能も高いため、開ける必要がない場所に関してはFIX窓にするということで、コストもかなり下げることが出来るみたいです!

最後に「窓ガラスの種類」も見ていきたいと思います。

日射遮蔽型(Low-E複層ガラス(遮熱タイプ))外からの熱を強力に遮断するというものと、
日射取得型(Low-E複層ガラス(断熱タイプ))積極的に日射を取り込むというものがあります。

これらは方角によって使い分けることが重要です。

どう使い分けるかというと、上図のように南側は日射取得型(断熱タイプ)にして冬に陽射しを取り入れて暖房の不可を下げることが大切です。

また東西と北側は日射遮蔽型(遮熱タイプ)にして、断熱性能を重視することが大事なようです。

実際に窓を使い分けることにより、冷暖房費がアルミ窓の時よりも約29%も削減出来るとのことです!

この先何十年と住むことを考えると、かなり大きな金額の差が出来てしまいますね!


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2025/02/19

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他国の窓は?
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回も前回に続いて「窓」の話ではありますが、他の国々と日本の違いを見ていきたいと思います。


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他の国々では、窓の断熱基準がかなり厳しく設定されているようです。

下の図は、各国の窓の断熱基準の表となります。
U値(熱貫流率)が低い値ほど、断熱性能が高いことを表しています。



なんと、ドイツではU値1.3以下のサッシしか使ってはいけないと、厳しく決められています。

中国の北側半分では1.6~2.5以下であることを要求されていて、アメリカでも南部の温暖な地域以外は1.7~1.99以下であることが要求されています。

これに対して日本(5/6/7地域)では、U値4.65となっています!
この5/6/7地域とは、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡といった主要な地域のことを指しています。

他の国々と比べると、基準値が緩すぎる気がしませんか?!



ドイツのU値1.3樹脂のトリプルガラスを指しており、日本のU値4.65というのはアルミのペアガラスを指すようです。

前回お伝えしましたが、アルミは樹脂の約1,400倍も熱を通すため、日本の基準で断熱性能を確保することは、ほぼ不可能なのがよく分かります。

ちなみに、日本サッシ協会が窓の断熱性能のラベリング制度をしていますが、U値4.65を上回っていると★1つもらえるようです。



最高等級である★★★★4つはU値2.33以下ということですが、この最高等級の窓を他の国に持って行くと、最低基準すらも満たしていないということになります。

日本での最高ランクのサッシは、他の国々では違法となってしまうのです!

つまり、日本で普通に家を建てるということは、他の国々からすると考えられない性能の家になってしまうということですね。。

今回は恐ろしい事実を知ってしまいましたね。。
次回は色々な窓の種類について紹介できればと思います。


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2025/02/07

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窓のはなし
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今回は『』の断熱性能についてお伝えしようと思います。


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まず高性能な家を建てようと考え始めた時、『窓』が重要なことはなんとなく分かりますね。

その理由は下記の図の通り、は外の暑い空気74%も窓から入り、は部屋の中の温かい熱52%も窓から出て行ってしまうからなのです!

このように、窓の性能をしっかりと考えることが重要だと分かると思います。

では実際には、窓の何をどうすれば良いのでしょうか。

次に窓の「サッシ」部分に着目したいのですが、ご自宅の窓はいかがでしょうか?

下記の図を見てみると、日本では「アルミ」サッシが過半数を占めていることが分かりますね。
(※こちらは古い資料のため、最近では樹脂サッシも増えてきているようです。)



しかし、よく見ると日本以外の国々では、アルミサッシはほとんど使われていないんです。

それもそのはず、下の図が示すように、アルミは樹脂の約1,400倍も熱伝導率が高いのです!!


アルミサッシを使って断熱性を確保することは、ほぼ不可能なようですね。

日本では当たり前のように使われているアルミサッシですが、他の国々からするとそれは当たり前ではないようですね。

次回は日本と他の国々の窓の違いをお伝えしてと思います。


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2025/01/29

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パッシブデザインって何?
こんにちは、住まいるサポートの小垣です。

今回からは、住宅性能について勉強中の私が、学んだことをなるべく分かりやすく素人なりの目線でブログを更新していきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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パッシブデザイン』ですが、聞いたことはあるけれど、きちんと説明しようとすると難しい。。
調べてみるとパッシブデザインとは、設計手法を表す言葉のようです。

簡単に言うと「自然エネルギーを利用して快適に過ごせる家を実現する」設計手法ということのようです。

そのパッシブデザインの内の1つで、非常に重要な要素として「日射取得・日射遮蔽」があります。
要するに「夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り入れる」ということですね。



例えば、夏は太陽の高度が高いため、南側の庇をしっかりと出して家の中に日差しを入らないようにします。
すると、冷房の負荷が大幅に減ります!

逆に冬は、この庇の長さや出方をきちんと計算すると、家の中まで日差しが入ってくるように出来るのです。
すると今度は、暖房の負荷が少なくなるということです!

家を建てる立地や周囲の環境によって日差しの入り方は異なるので、最初にしっかりと計算することが必要です。

そして初めにしっかり計画することで、冷暖房の負荷を最大限抑えることが出来るようになり、省エネな住宅を建てることが出来るんですね!

最近人気の庇がないデザインの家は、パッシブデザイン的には、不利になるようですね。
デザインを優先しすぎることは要注意です。


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住まいるサポートは全国で約200社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため
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オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問合せください。
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Youtubeチャンネルや書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。

📹 Youtube【第15回】はじめての住まいづくり講座 パッシブデザインと窓の選び方でこれだけ変わる⁉

📚 書籍 元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📚 書籍 人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅

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2024/11/13

スタッフブログ

換気システムを選ぶときに知っておいてほしい3つのポイント
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

前回のブログでは、住宅の換気システムについてご紹介しました。
「第一種換気」や「ダクト式」という言葉を一度も聞いたことがないという方は、まずこちらのブログをチェックしてくださいね!

また、換気に関連したものに「風通し」や「すきま風」という言葉もあります!
それぞれの違いをご存知でしょうか?なんだか言葉も似ているので、よくわからないですよね。
そんな方は、ぜひこちらのブログものぞいてみてくださいね。
高気密な住まいを建てるメリットや、住宅内の空気の流れについて理解を深めることができますよ!

今回は換気システムの応用編として、
換気システムを選ぶとき知っておいてほしい3つのポイントをご紹介します。

このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください!



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全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
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①設備と駆体を分けて考えよう!



「家」を構成するものは、大きく2つの種類に分けることができます。

1つ目は、「設備」。これは、換気システムや給湯器、エアコンなど、住まいに設置する機器のことです。
2つ目は、「駆体(くたい)」。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、駆体とは、建物の骨組みや断熱材など、建物本体を構成するもののことを言います。

日ごろ意識することはありませんが、「設備」はだいたい15年ほどで更新期を迎えます。
余談ですが、昨年私の実家では給湯器が壊れてお湯が出なくなり、慌てて新しいものに買い替えたという事件がありました。
(毎回思いますが、設備が壊れるのは突然ですよね…)
長く使っているうちに壊れてしまう、もしくは壊れる前に買い替える必要がある、それが「設備」です。

画像にある通り、
建物本体を構成する「駆体」の耐用年数は30年以上ありますが、それと比べると「設備」はおよそ半分(15年)ということになります。
「駆体」と「設備」のどちらにお金をかけるべきか?と聞かれたら…、それは間違いなく「駆体」です!

まずは「設備」と「駆体」を分けて考えること、そして耐用年数の長さに違いがあることを覚えておきましょう。



②計画換気を機能させるには高気密化が必要!



2003年建築基準法が改正されてから、新築の住宅は24時間の換気設備の設置が義務付けられています。
自宅や実家に換気設備がないとイメージが湧きにくいかもしれませんが、機械で空気を入れ替えることが、現在のスタンダードになっています。

換気のなかでも、空気の流れを計画的にコントロールすることを「計画換気」と呼びます。

この計画換気を機能させるためには、住まいの高気密化が必要です。
気密性能が低い家(わかりやすく言うと、すきま風がたくさん入ってくる家)だと、
すきまから空気が侵入することで、計画した通りの換気が機能しなくなってしまいます。
そのため、本来であれば外に出ていくはずのよどみやにおいが部屋に残り続けて、空気の鮮度を維持することができなくなります。

どんなに換気システムにこだわったとしても、隙間だらけの家では、そもそも意味がなくなってしまうということです!

繰り返しになりますが「設備」ではなく「駆体」にこだわることが重要です。
特に、換気にこだわるのであれば、それはつまり高気密な住まいにする必要があるということです。
ぜひ覚えておいてくださいね。



③日本の省エネ基準には、気密性能に関する定めがない!



ここまでで「気密性能が大切だ」ということがおわかりいただけたと思いますが、
なんと気密性能について、日本では明確な基準値が定められていません!
明確な基準がないため、気密に取り組んでいる住宅会社が極めて少ないという実態があるのです。

ちなみに、気密性能はC値という値で表されますが、
C値が1.0㎠/㎡以下であれば高気密と呼ぶことができると住まいるサポートでは考えています。
日本以外の世界各国の気密基準ですが、以下のように基準が定められています。


気密に関する明確な基準がないということは、逆に言うと、家を建てる人が気密性能について考える必要があるということです。
ぜひこの点も覚えておいてくださいね。



(まとめ)いずれの換気システムも一長一短!




「これを選べば、どんな家でも安心!」という完璧な換気システムはありません。
前回のブログでご紹介した第一種も第三種も、ダクト式もダクトレスも、それぞれにメリットとデメリットがあります。

そのため、換気設備についてはあまりこだわりすぎないことがポイントです。
こだわりすぎる必要はありませんが、換気システムは「設備」であるため、
設備を買い替えるための更新コストや、換気設備を動かすための動力コストが発生するということは、ぜひ覚えておきましょう。



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いかがだったでしょうか?
せっかくのこだわって建てた住まいなのに、部屋の空気がどんよりよどんでいたら悲しい気持ちになりますよね。
「一長一短なのはわかったけど、それでも換気システムについて具体的なアドバイスがほしい」と思われた方は、高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへお気軽にご相談ください。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
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🎥【第7回】はじめての住まいづくり講座 換気システムはぶっちゃけどれがいい?

📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅
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