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2023/03/31

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今がチャンス!過去最大補助率!先進的窓リノベ事業スタート!
こんにちは!住まいるサポートの畠山です。
卒園・卒業シーズンですね!我が家も来週卒園式を控えています😭

本日は、こんなご時世に、ぜひ知っておきたいお得な情報「先進的窓リノベ事業」についてお届けしたいと思います。

ーー「先進的窓リノベ事業」。初めて聞いた方もたくさんいらっしゃると思いますが、「家が寒い🥶!暑い😡!」「結露がひどい!😭」とお困りの方は、今がチャンスです!

2023年3月、経産省・環境省がこの春スタートさせた「先進的窓リノベ事業」とは、「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」のことで、既存住宅の窓の断熱改修に対しての非常に手厚い補助事業なのです!

過去最大の補助率、補助額予算1,000億円の「先進的窓リノベ事業」、一体どんな制度なのか詳しくみていきましょう♪

 

2023年3月開始、過去最大の補助率!『先進的窓リノベ事業』について

 
経産省・環境省が、「先進的窓リノベ事業(住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等)」という既存住宅の窓の断熱改修に対して、非常に手厚い補助事業を開始!
 

この春誕生した「先進的窓リノベ事業」は、現在の住まいの寒さや暑さに悩んでいる方には、とってもお得に自宅を改修する大チャンス★なのですが、

というのも、通常の補助金や助成金の制度は、補助率が決まっていて、1/3補助程度が一般的。
ところが、それに対して今回の先進的窓リノベ事業は、窓のサイズとリノベの方法(改修後の断熱性能)による定額の補助額になっています。

たとえば、2.8㎡以上の大きな窓に内窓を設置する場合、補助額は124,000円です。施工業者によるので一概には言えませんが、この補助額は、補助率7割を超える可能性もありそうです。(※補助額の上限は1戸あたり200万円、1申請あたりの合計補助額は50,000円以上)



 

【みんなのギモン】ん?窓? 窓ってそんなに重要?!


「窓のリフォームかぁ…、寒いキッチンの方がリフォームしたかったんだけど…」

など、思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。

下の図を見てください!
日本の住宅をモデルとして試算すると、52%(図表1)もの暖房エネルギーが窓から逃げていることがわかります。



そして、日本の窓の性能は世界と比較しても圧倒的に低くなっています。(※1参照)

窓の性能が良くないことで家が寒いと、ヒートショックなどのリスクが増えること(※2参照)、

また、「冬暖かく夏涼しく快適に暮らせること」が子どもの健康や学習にとっていかに大切か(※3参照)についても過去のブログでお話しています。

※1  ア然!海外vs日本でこんなに違う!窓の性能
※2 関連記事:交通事故の7倍!年間約2万人が命を落とす『ヒートショック』とは!
※3 第2回:健康で賢い子どもが育つ家づくり

\ぜひ今、窓の重要性を再認識していただいて、このチャンスを逃すことなく暖かいお家を手に入れてください☆/

 

【みんなのギモン】どんなリフォームが対象になるの?


窓の断熱リノベには、下図のように、次の4つの工事種類があります。

今回の制度では、このガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法)、外窓交換(はつり工法)のいずれもが対象になります。





 

お勧めは「内窓設置」か「外窓交換(カバー工法)」


上記、4つの工事種類のうち、ガラス交換は手軽ですが、アルミのフレームに生じる結露を止めることはできないので、あまり勧めできません。
 



コストパフォーマンスが高く、効果も大きいのは内窓設置で、既存の窓の内側のスペースに新たに内窓を設置する方法です。

この方法は、1窓あたりの施工時間も約60分程度と簡便で費用もかなり手頃です。
その上、既存の窓と新たに設置する内窓とで高い断熱性能を確保することができます。

ただ、内窓設置の場合は、窓を開けるためには、2枚の窓を開けなければならないのがちょっと難点です。
 



窓は、1回の開け閉めにしたいという方には、外窓交換(カバー工法)がお勧めです。

サッシは壁の中に取り付けられているので、本来は壁を壊さないと交換できないのですが、この工法は、壁の中に入っている既存の枠を残して内側を撤去して、少し小さい窓を既存枠の内側に設置するものです。窓のサイズが少し小さくなってしまうのが欠点ですが、壁を壊してのサッシの交換に比べて、工事が簡単で、費用もだいぶ安くなっています。

施工時間も、1窓あたり約2時間~半日とかなり短時間での施工が可能です。
 



外窓交換(はつり工法)は、壁の一部を壊して同じサイズの窓を高性能にするものです。この工法は、床・壁・天井の断熱リノベや耐震補強とセットで行う断熱フルリノベの際に採用するのが現実的かと思います。
 

今回の補助制度は、窓のサイズとリノベの方法(改修後の断熱性能)によって補助額が決まる定額補助になっています。
 



smileyん〜、よくわからないな、今の自宅にどんな方法が最も適しているのかな・・・とお悩みの方には、当社で無料相談も行なっていますので、お気軽にご連絡くださいね。

 

【みんなのギモン】どうやって申請すればいい?


補助を受けるにあたって気をつけたいことは、先進的窓リノベ事業事務局に登録された「窓リノベ事業者」と工事請負契約を締結する必要があることです。窓リノベ事業者に工事を依頼して契約すれば、あとは手間いらず。この事業者が補助申請以後の手続きを行ってくれる仕組みになっています。

 

【みんなのギモン】予算1,000億円!どうしてこんな太っ腹な補助金制度が誕生したの?


そもそもどうしてこんな太っ腹な制度になっているのでしょうか。

ーー国は、「2030年までに温室効果ガスを国全体で46%削減」することを国際的に約束していて、
特に住宅(家庭部門)については、2013年度比で、なんと66%!もの削減を目標にしています。

その目標を達成するために、住宅性能についての法制度の改正が立て続けに行われているわけですが、新築の着工数は減っているので、すでに量的には充足しています。そうなると、既存住宅の省エネ性能を向上しない限り、国が定めている目標達成が困難なのです。そこで国は、
既存住宅の断熱改修の推進に本腰を入れ始めたというわけです。

 

☆ 予算消化で終了の可能性も!少しでも気になる方は、検討を急いで!


この補助金制度を利用するには、令和5年12月31日までに工事請負契約を締結するとともに、工事も完了する必要があります。ただし、今までにない非常に高い補助率の制度であるため、あっという間に予算が消化されてしまう可能性が高いと思われますので、気になっているなという方は、早めの検討をお勧めします!
 

当社は、高性能な住宅会社を無料でご紹介するサービスを行なっていますので、どうやって工事業者を探せばいいかわからないという方も、ぜひご連絡ください♪

助成金についての相談や、詳しく聞いてみたいことなどもお気軽に♪
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2023/03/15

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ア然!海外vs日本でこんなに違う!窓の性能

こんにちは。住まいるサポートの畠山です。
私の住むあたりも、インフルがじわっと寄せてきている感じを受けますが、みなさまお変わりありませんか?

さて今回は、前回に引き続き、世界における日本の住宅性能についてお話していきたいと思います。

日本では「当たり前」になってしまっている結露。EU諸国で結露は「起きてはいけない施工ミス」という扱いでしたね。

それだけ日本とは、求められている断熱・気密性能のレベルが違うということなのですが、そもそも、結露の原因は、室内の湿気を含んだ暖かい空気が「窓」や「壁」などで冷やされて水蒸気ではいられなくなることですから、「窓」などが冷たくならなければいいわけです。
 



今回はそんな、断熱性能を語るに欠かせない「窓」についてお送りします。


 

ア然!海外vs日本でこんなに違う!窓の性能


「断熱性能を高めて、窓や壁が熱を通しにくなれば結露も生じにくくなる」というのは散々お話してきましたが、窓や壁がどのぐらいの熱を通しやすいかを表す値があります。それが、熱貫流率の「U値」(※)です。

「U値」は、値が小さければ小さいほど熱を通しにくく結露もできにくい、ということになります。

それでは、この「U値」について、日本と他の国々の窓のU値の基準値を比較してみます。
こちらのグラフを見ていただくと、世界の窓の断熱基準の中で、日本がどんな位置にあるのかよくわかり、同時に非常に残念な気持ちになります…😭

🇩🇪ドイツ
全土で窓の性能にU値1.3以下が求められる

🇨🇳中国
地域によって基準が違うが、概ね北半分はU値2.0前後が求められる

🇺🇸アメリカ
南部の暖かい地域以外はU値2.0未満が求められる

🇯🇵日本
・北海道など寒い地域と認定されている1/2/3地区でも、U値2.33💦 ➡️アメリカの中南部地区の基準よりもゆるい!
・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡などの6地区のU値は4.65💦 ➡️上図の中でも圧倒的に低水準……

 

日本の最高等級とされる断熱性能のサッシも、海外の多くの国では最低基準を満たしていない…!


日本で最も厳しい基準であるU値2・33でも、海外を見れば誉められたものではないのですが、下図を見ると、さらに驚きです!





U値2.33でも、日本の省エネ建材等級では最高等級の4つ星を取れてしまうのです😲(ちょっとオソロシイ…)

日本の最高等級の断熱性能のサッシも、海外の多くの国では、なんと最低基準を満たしていないのです……💦

諸外国では、非常に厳しい断熱性能基準が定められており、しかも義務化されていますが、日本では、基準自体も非常に緩く、義務化もされていない。あくまで推奨なのです……。

これではなかなか日本の住宅の性能は上がらず、日本の住宅で結露が発生してしまうことが「当たり前」になってしまうんですね😭。
 

そもそもサッシの素材が大間違い!「ペアガラス」は高品質?!


「ペアガラス」というのは聞いたことがありますか?

窓の断熱性能は、おおむね、枠とガラスの構成により決まります。アルミ製のサッシで「ペアガラス」の窓が、日本の主要都市の断熱基準であるU値4・65の性能レベルになります。

「ペアガラス」というだけで、断熱性が高い特別な窓だと思っていませんでしたか?残念ですが、とんでもない。欧米人のサッシの性能とは比較になりません。


それでも高品質に感じるのは、ペアガラスにもなっていないシングルガラスの方が日本の既存の住宅では多数を占めているからです😭
 

低い断熱基準すら満たしていない住宅が、いかに多いかということです。厳しい断熱基準が定められているドイツなどの国々のサッシは、樹脂製もしくは木製で「トリプルガラス」。これがU値1・3以下を可能にしています。
 

アルミ製のサッシが過半数を占めているのは先進国の中で日本🇯🇵だけ!


断熱性能は、ガラスの枚数もそうですが、サッシの素材によって全く違ってくるのです!

日本では、サッシというアルミのイメージが強いのではないでしょうか。その通りで、最近はやっと樹脂製も増えてきたもののまだまだアルミサッシが過半数を占めています。

ところが、熱伝導率で言えば、アルミの238に対して樹脂は0・17。つまり、アルミ伝導率は樹脂の1400倍にもなります。アルミは樹脂の約1400倍も熱を通してしまいます。2倍とか10倍でも驚きですが、何と1400倍!



グラフを見ていただくとわかるのですが、樹脂の性能がことさら素晴らしいというよりも、アルミがひどすぎます。それなのに、日本はいつまでもアルミサッシから抜け出せません。

世界の素材別サッシ普及割合を見ると、熱伝導率が圧倒的に高いアルミ製のサッシが過半数を占めているのは先進国の中で日本だけです。


 

居住環境に対する考え方の違い…日本🇯🇵も変えていきたい

 

ドイツ🇩🇪では、シリア難民が問題になっている時期に、難民向けの住宅が多数建てられました。急ごしらえとも言える住宅ですが、それでも窓の断熱性能はしっかり1・3レベルだそうです。もちろん壁の断熱性能もとてもしっかりしています。

ドイツ国民でなくても、シリア難民の人権に配慮して、居住環境を考えなくてはならないという考え方なのでしょう。

ひるがえって日本🇯🇵は、高級な注文住宅でも、難民のための急ごしらえの住宅よりもずっと低い断熱性能で、最高等級の性能であると認定されている……


この違いを、私たちはもっとよく考えるべきかもしれませんね。まずは現状をしっかり知るところから始めていきたいなと思います。

 



目先のコスト、だけにとらわれず、どういった窓を選び、どのような性能にこだわっていくべきか、次回は「燃費性能」のお話にも触れていきたいと思います。お楽しみに☆

(※)熱貫流率 U値「W/m2・K」:熱の伝えやすさを表す数値。室内外の空気温度に1度の差があるとき、1時間にに壁1㎡を通過する熱量を表します。 数値が小さいほど断熱性能が良いことになります。

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