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2024/09/19

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フルリノベはお急ぎください! 2025年4月「建築基準法の改正」で一体何が起きるのか?(後編)
こんにちは、住まいるサポートの木野です。


前回のブログでは、来年2025年4月に迫る建築基準法が変わることで、一体私たちにどんなことが起こり得るのか?をお伝えしました。
まだ読まれていない方は、こちらのブログからご覧ください。


今回はその続きとして、
来年の4月以降「どうしてフルリノベーションの手続きが計画的に進まなくなる可能性が高いのか?」について解説します。


❓「正直、法律が変わると言われてもよくわからない」
❓「私たちに、一体どんな影響があるの?」
❓「どうしてフルリノベーションを急いだ方がいいの?」


そんな疑問をお持ちの方へ向けて、解説します。
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。



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住まいるサポートとは…

全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする
日本で唯一のマッチングサービスを提供している会社です。
(住宅会社のご紹介は無料で行っています。)
 https://sml-support.com/lp
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理由① 新築に関する手続き件数が大幅に増えるため




建物を建てたり、大規模修繕を行ったりする場合、
「確認申請」と呼ばれる申請を自治体や民間の指定確認検査機関へ申請する必要があります。


基本的には「確認申請」が必要ですが、実はこれまで特例として、構造審査が不要となる特例が存在していました。
それは「4号特例」と呼ばれ、2階建て以下の小規模な木造住宅であれば「構造審査」が不要となり、リノベーションの場合は「確認申請」そのものが不要となる規定になっていました。


しかし、2025年4月の法改正では、「4号特例」の対象建築物が大幅に縮小されることが決まっています。つまり、新築でも「構造審査」が必要となり、これまで不要だった既存の戸建住宅の大規模修繕などでも「確認申請」が必要となります。


これは、指定確認検査機関で対応する手続き件数が大幅に増えることを意味しています。
これまで不要だった、木造住宅の「構造審査」や、リノベーションの「確認申請」が増えるのですから、全体の件数が増えるのは当然ですね。


この場合でも、対応件数の増加に対応できる体勢が整っていれば心配ありませんが、
現時点では、制度設計の準備不足・見切り発車という声も多く聞かれており、とてもスムーズに対応できるとは考えられない状況です。
少なく見積もっても6か月間程度は、戸建住宅の大規模修繕や模様替えの「確認申請」手続きは、ほぼできない状況に陥るのではないかと言われています。



理由② 既存住宅に関する手続きマニュアル整備遅れのため





新築住宅の申請手続きは、ルールが明確で担当者が判断に迷うことはありません。

ところが、既存住宅の中でも、現行法に適合していない内容が含まれる場合、審査では個別での判断が必要となります。
担当者の拠り所となる判断基準の明記されたマニュアルがありますが、そのマニュアルが整備されるよりも先に、法改正の施行が始まってしまう可能性が高く、そのため現場の混乱は避けられないと言われているのです。

加えて、これまでは新築に関する確認業務ばかりを指定確認検査機関は行っていたので、既存住宅に関する経験や知識に乏しく、そもそも十分な経験のある確認検査員が圧倒的に足りていない状況もあります。


つまり、対応件数は増えるが対応できる人員やマニュアルに不足があるため、確認業務の負荷が高まりパンク状態になるのではないか?ということです。
もし皆さんがフルリノベーションをするために「確認申請」をしたいと思っても、受け付けてくれる指定確認検査機関が見つからないかもしれません。運良く申請を受け付けてもらえたとしても、審査期間が長引く可能性が高いです。







フルリノベは、2025年3月中の着工がベスト!





ここまでの解説で、法改正前と後では、フルリノベをするための手間と費用と着工までの時間がまったく変わってしまうことをお分かりいただけたでしょうか?
特に、改正法施行の直後は、業界が大混乱するのではないかと予想されています。
フルリノベを行おうにも、いつ着工できるかまったくわからない状況になるのでは?と住宅業界は懸念しているのです。


では、現在フルリノベを検討している方は、一体どうしたらいいのでしょうか?

来年4月以降の状況や動きがまったくわからないため、今できる対策としては、2025年3月までに着工するという選択肢しかありません。
フルリノベーションの設計や見積もり期間を考えると、なるべく早く動き出す必要があります。


繰り返しになりますが、フルリノベを検討中の方は、とにかく急ぐことをおすすめします。

 

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新築の住宅価格が高騰し続ける中で、中古物件のフルリノベーションはコストを抑えながら高気密・高断熱な住まいを叶える、大切な選択肢の一つです。
現在フルリノベを検討している、少しでもフルリノベが気になっているという方は、建築業界に精通した専門家である住まいるサポートへご相談ください。
皆さんの住まいづくりに必要な情報をお伝えします。


住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
https://sml-support.com/lp



YouTubeチャンネルや書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。

📙2025年4月「建築基準法改正」は改悪か…「耐震・断熱・気密リノベができなくなる」の真相(幻冬舎ゴールドオンライン)

📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅


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2024/09/13

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フルリノベはお急ぎください! 2025年4月「建築基準法の改正」で一体何が起きるのか?(前編)
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

少しずつですが気温が下がり、秋の気配を感じられるようになりました。
これからもっと過ごしやすい気候になりますね。運動会で子どもの成長を感じたり、
友人家族と一緒に自宅や公園でピクニックをしたり、
秋ならではの楽しい予定がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

食欲の秋、運動の秋、読書の秋といろいろありますが、
そこに一つ「住まいの秋」も加えて、これからも皆さんの新しい住まいづくりを応援できればと思っています!


突然ですが、皆さんは来年2025年4月に住まいに関わる、
建築基準法という法律が改正され施行されることを知っていますか?
この法改正は、中古物件を購入してフルリノベーションしたいと考えている方に大きな影響が起こり得ると言われています。


❓「正直、法律が変わると言われてもよくわからない」
❓「私たちにどんな影響があるの?」
❓「どうしてフルリノベーションすることが難しくなるの?」


そんな方に向けて、過去に行われた法改正も紹介しながら、わかりやすく解説します。
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。


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住まいるサポートとは…

全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする
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①2007年の法改正きっかけは、姉歯(あねは)事件



http://www.asahi.com/special/051118/TKY200604260085.html


当時ニュースでもかなり大きく取り上げられていた、
姉歯(あねは)事件を覚えていらっしゃるでしょうか?

姉歯建築設計事務所が構造計算書を偽造していたことが発覚した事件で、
端的に言うと、耐震設計が基準値を満たしていないにも関わらず、計算結果を偽装することで
「基準値を満たしている」とウソの報告を国にしていました。
その不十分な耐震設計のままビルが建てられ販売されていたことで、大問題となったのです。

再び同じ問題が起こらないようにするため、2007年に建築基準法が改正されたという経緯があります。
しかし、その一方で実務を行う現場では、この法改正に伴って大変な混乱が起こっていたのです。

✔建築確認や検査など、実務に関するガイドラインガイドラインが示されたのが法施行日の直前だったこと
✔厳格すぎる規定のため、審査に必要な日数が長期化したこと
✔結果として、該当年度の住宅着工件数が激減したこと

実は、2025年4月に予定されている建築基準法の改正では、
2007年当時を上回る深刻な状況が起こるかもしれないと言われています。
つまり、法改正後にさまざまな手続きに時間がかかってしまう可能性が高いということです。



②どうして今、フルリノベーションを急いだ方がいいのか?




「中古物件を買ってフルリノベーションをしたい」とお考えの方は、
急いで手続きを進めることをおすすめします!
なぜなら、2025年4月の法改正が施行されたあとでは、
場合によって半年以上も計画をストップせざるを得なくなると言われているからです。

💡そもそも断熱・気密フルリノベーションとは…
通常行われる水回りやクロスの張替えなどのリフォームにとどまらず、

断熱・気密性能と耐震性能を向上させる改修工事を行うことを「断熱・気密フルリノベーション」と言います。
一般的には上の写真のように、スケルトン状態(柱・梁等の構造材をむき出しにすること)にして、
耐震補強・シロアリ対策、床(基礎)・壁・天井(屋根)に断熱材を十分に施し、合わせて気密処理も行い、気密性能も確保します。

築40年以上の築古の既存住宅でもフルリノベをすることで、
一般的な新築住宅よりも耐震・断熱・気密性能を高性能にすることができます
このことはあまり知られていませんが、金額的にも性能的にも、住まいづくりをする上で皆さんの大切な一つの選択肢であると私たちは考えています。

今なら、まだ間に合います!検討中の方は、なるべく早く行動されることを強くおすすめします。
次回のブログでは「どうして長期間に渡りフルリノベーションの計画が進まなくなるのか?」その理由について、詳しくお伝えしますね。


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法律が変わると言われても、よくわかないですよね。
住まいづくりに関する疑問やお悩み、迷っていることがありましたら、
建築業界に精通した専門家である住まいるサポートへご相談ください。
皆さんの住まいづくりに必要な専門知識をお伝えします。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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記事や書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。

📙2025年4月「建築基準法改正」は改悪か…「耐震・断熱・気密リノベができなくなる」の真相(幻冬舎ゴールドオンライン)

📙元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📙人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅
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