2020/11/16
スタッフブログ
信頼できる工務店を見極める方法とは?
ここ最近、寒暖差が激しくなっておりますが、皆さん風邪などひかれていないでしょうか?
本日は、信頼できる工務店を見極める方法をお伝えしたいと思います。
それは「気密測定は全棟実施していますか?」という質問です。
ご相談に来られる多くのお客様が、家のことを調べれば調べるほど、結局どうやって工務店を決めたら良いのか分からなくなってしまったと、悩み疲れて相談に来られています。
選ぶポイントの中でも、性能面から見極めるとすると、一番有効な質問が「気密測定を全棟実施していますか?」という質問であり、関連して「C値の目安はどれくらいですか?」という質問になります。
C値とは、住宅の気密性能「家に隙間がどれくらいあるか」を示した数値です。低ければ低いほど隙間がない、高気密な家であるということを表しています。
現在、日本の省エネ基準には、気密性能に関する定めはありません。
ということは「隙間だらけの家でも、違法ではない」ということになってしまいます。
断熱性能については、図面から計算して出すことが出来るのに対し、気密性能に関しては、図面から読み取ることが出来ません。
ではどうするのか?というと、このような機械で気密測定を行います
この機械で空気を外に排出し、家の中の気圧を低くします。そうすることで、隙間があれば外から風が入ってくることになります。
その風がどのくらい入ってくるのかを測定し、C値を出すのです。
気密測定を実施している会社では、C値の目標値を定めているため、目標の値になるまで、隙間をつぶしていくことになります。
これは、かなり手間暇がかかってしまいます。
そのため、9割以上の住宅会社では、気密測定を実施していないのです。
「気密測定を行っていますか?」という質問が、有効であることが分かりますね。
ここで、1つ注意点があります。
先ほど申し上げたように、9割以上の住宅会社では気密測定を行っていません。
そのため営業の方々は「気密」という言葉を知らない場合があります。
施主さまにとって、初めての住まいづくりの中で、自信満々に的外れな回答をされることがあるかも知れません。その際「そういうものなのかな?」と誤魔化されてしまうことがあるので、注意してください!
気密測定をしている会社であれば「C値はいくつ以下ですよ」ときちんと説明してくれるはずです。
このように、9割以上の住宅会社は「気密」という概念すら持っていないんだということを念頭においた上で、工務店選び、ハウスメーカー選びをすると良いのかな、と思います。
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信頼できる工務店を見極める決定的な質問①
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