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2021/03/21

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高気密・高断熱住宅の暮らしは なぜ快適なのか?

こんにちは、スタッフの小垣です。


高気密・高断熱住宅の暮らしは、とても快適です。
個人的には「Quality of Life」人生の質が変わるといっても、過言ではないと思います。


ではなぜ快適なのか?
理由はいくつもあるのですが、その1つは「コールドドラフト」が起きにくくなるためです。



暖房した空気は軽いため上にあがり、性能が低い家では外気の影響で壁や窓が冷えていますので、そこに触れた空気が冷やされて足元におりてきます。
これをコールドドラフトといいます。


このために、日本の住宅は、足元が寒くなってしまい、床暖房が好まれています。
高気密・高断熱住宅にすると、この現象が起きにくくなるので、床暖房が必要なくても快適に暮らすことができます。


床暖房は、設置費用、つまり「イニシャルコスト」や「光熱費」が結構高いため、そこにお金をかけるのであれば窓の性能を1グレード上げる方が、遥かに賢い投資かと思います。


もう1つは「輻射熱」の影響が少ないということです。
輻射熱とは、熱移動の三原則のひとつです。


そして、人の体感温度は、輻射熱が大きく影響するため、室温と壁面温度の平均値と言われています。
こちらの図をご覧ください。



これは、断熱性能が低いと壁や床等からの輻射熱で、冬は寒く、夏は熱く感じるということです。


この2軒の家ですが、左側が「低気密・低断熱の家」右側が「高気密・高断熱の家」となっています。


仮に、左の家を30℃まで暖房したとしても、壁の性能が低いため外気に冷やされ壁が10℃まで冷えているとし、ここに居る人は壁から冷輻射という形で、壁に体温を奪われていることになります。


その結果、室温と壁の温度の平均で、体感温度は20℃ということになります。


それに対して右側の住宅では、高気密・高断熱住宅で壁が外気の影響で内側が冷たくならないとすると、室温を20℃まで暖房する、壁の温度も20℃とすると、体感温度も20℃ということになります。


温度計で測ると左側は30℃、右側は20℃になるのですが、人の体感温度はどちらも20℃となります。
どちらの空間が快適かと言うと、これは議論の余地なく右側ということになります。


これは輻射熱の影響がないということが、単純に快適さにつながるということもありますし、頭と足元の温度差がないということ、それからエアコンが頑張らなくていいため、穏やかな温度の風が穏やかに出てくるということになります。


エアコンの風が嫌いと言う方は多いと思うのですが、これはエアコンのせいではなくて、住宅の性能が低いためにエアコンがすごく頑張ってしまっているということです。


高気密・高断熱にするとそれがなくなりますし、また夏はこれと逆のことが言えます。


さらに、高気密・高断熱住宅にすると「睡眠の質」が上がることが明らかになっています。



夏に寝苦しいということが無くなりますし、冬も軽い布団で十分暖かくなります。
睡眠の質が上がることは、イメージし易いのではないでしょうか。


また、冬に軽い布団で済むということは、分厚い布団が不要になります。




同様に、炬燵やストーブも要らなくなるため、冬だけ使うような大きな物の収納スペースが要らなくなります。


ですので、高気密・高断熱住宅にすると、収納スペースは小さくて済むようになるため、経済的にお得になると言えるかと思います。
住まいが快適になるということは「Quality of Life」すなわち、人生の質の向上に直結します。


ただ、言葉で説明しても「快適さ」というのをお伝えするのは、難しいです。


高気密・高断熱住宅を建てているハウスメーカーや工務店では、体験宿泊を行っているところもありますので、夏や冬の外気温との差が大きい季節に、ぜひ快適さを味わってみて下さい。


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