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2021/05/21

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漆喰は理想の内装仕上げ材?

初めまして、こんにちは。

これからブログを書かせていただくことになりました鈴木と申します。

これからどうぞよろしくお願い致します。


さて、今回は漆喰がテーマです。
(お恥ずかしい話ですが、住宅について勉強し始めた頃は読み方が分かりませんでした。
“しっくい”と読みますね。)

内装は一般的にはビニールクロス仕上げの家が多いのではないでしょうか。

少し建築コストは上がるのですが、漆喰を選ぶことのメリットはとても大きいと思います。



まず「漆喰とは一体何?」ということですが、こちらをご覧下さい。



上記に加えて、漆喰は「優れた調湿性」を持っています。

アレルギーの原因になるダニは、部屋の湿度が75%になると一気に増えると言われています。



こちらの図は、横軸が「経過時間」縦軸が「湿度」を表しています。

グレーの線が「環境湿度」を表しており、それに対し青色の線が「ビニールクロス空間の湿度」赤色の線が「漆喰空間の湿度」となっています。

ビニールクロスの空間に比べて漆喰の空間では、湿度の変化が穏やかなことが分かります。

 

ただし、漆喰の調湿能力というのは、漆喰自体にそれほど厚さがあるわけではないので、ある程度限定的です。

そのため、調湿能力という観点から漆喰を選ぶということは、少し違うかもしれません。

 
調湿性能をより意識したいのであれば、断熱材を「セルロースファイバー」にして、
漆喰+セルロースファイバーにするということが望ましいです。

セルロースファイバーについては、別の機会にご説明したいと思いますが、
断熱性能以外に、調湿・蓄熱・遮音といった面も優れている断熱材です。

 


そして、調湿性能という点では、よく、漆喰珪藻土が比較されています。

 
珪藻土の方が調湿能力は高いため、調湿だけにこだわるのであれば珪藻土が良いのですが、
漆喰のようなカビの胞子を分解する能力はないため、「カビが生えるリスク」があります。

 

一方、漆喰は、優れた「防カビ性能」を持っています。

 

上記同様に、インフルエンザウイルス等のウイルスに対しても有効であることが証明されています。

コロナのウイルスに関しては、実験したという話は聞かないため分からないのですが「多分、有効である」と言われています。

このように、居住者の健康面においてカビやウイルス有効というのは非常に大きなメリットではないでしょうか。



さて、次にこちらの比較写真をご覧ください。


こちらは同じ温度・湿度条件にした「漆喰の空間」と「ビニールクロスの空間」に、食パンをぶら下げた実験です。

一定時間経過後のビニールクロスの空間では、食パンがカビだらけになってしまっています。

それに対して、漆喰の空間ではカビが全く発生していない状況になっています。

 

このように大きな違いが見て分かります。

漆喰の空間が、安心・安全であるということが言えるかと思います。

 

また、漆喰はイニシャルコストは少し高くなりますが、ビニールクロスでは20年程度で張り替えが必要になるのに対し、
漆喰はほとんどの汚れは消しゴムで消すことが出来てしまいますし、家具をぶつけて欠けてしまったとしても、チューブ状のリペアセットで簡単に治せてしまいます。

 

中長期的に考えると、決して高コストではないのではないでしょうか。



高気密・高断熱住宅にするのであれば「漆喰」を内装候補のひとつとして、是非ご検討ください。

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