2024/07/16
スタッフブログ
住まいづくりの初期費用と維持費用を考えよう!
関東は6月後半に梅雨入りしましたが、7月になり太陽の日差しがだんだんと強くなってきました。
朝晩の比較的涼しい時間帯に外出したり、日中であれば車を使って移動される方も多いのではないでしょうか?
突然ですが、皆さんは「車の買い替え」をしたことはありますか?
✅家族が増えたので、今よりも車体の大きなファミリーカーにしたい
✅せっかく新しく購入するなら、見た目のデザインや色が自分好みの車両がいいな
✅ガソリン代のことも考えて、燃費の良いクルマの中からこれぞと思う1台を選びたい
選ぶ人の数だけ、いくつもの選択基準があると思います。
改めて考えてみると、車の買い替えは、住まい選びととてもよく似ていますね!
車であれば、少ないガソリンで長い距離を走ることのできる「燃費性能」を気にすると思いますが、
どうして住宅の場合は、燃費性能を気にしないのでしょうか?
住宅であれば、使用する電気やガスが、車のガソリンに該当します。
買ったあと/建てたあとの住まいで、電気代やガス代が安くなるならその方がうれしいですよね!?
住まいは「建てて終わり・買って終わり」ではありません。
車と同じように、所有したあとに使うことでその価値を発揮します。
ぜひこのタイミングで、新しい住まいづくりにかかる初期費用だけでなく、
ランニングコスト(維持費用)についても一緒に考えてみませんか?
⚪イニシャルコスト・ランニングコストという言葉の意味が、そもそもよくわからない
⚪維持費用なんて考えずに、買うときに一番安いお値段なのがもっともお得!
とお考えの方へ、高性能な家を建てた方がトータルで1,000万円ほど費用が安くなる理由をお伝えします!
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください!
-------------------------------------------------------------
住まいるサポートとは…
全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする
日本で唯一のマッチングサービスを提供している会社です。
(住宅会社のご紹介は無料で行っています。)
https://sml-support.com/lp
-------------------------------------------------------------
①これまで日本になかった!住宅・建築物の「燃費性能」
車選びでは当たり前の燃費性能ですが、
日本の住宅においては、これまであまり注目されてきませんでした。
一方、他国はどうなっているかと言うと、
EUでは住宅の燃費性能の表示制度を作ることが、欧州指令によって義務付けられています。
(ちなみに欧州指令とは、加盟国の国内法と同じ拘束力があり、すべてのEU加盟国に適用されるものです。)
このような背景から、EU 加盟国では住宅の燃費性能表示制度が作られています。
上の画像は、ドイツにある不動産屋さんの店頭にあった物件の画像です。
これは弊社の代表が実際にドイツを訪問した際に撮影した写真になりますが、
現地の新聞を見ても、不動産広告欄にはたとえ小さな表示であっても、必ず燃費性能が明示されていました。
それくらい、掲載されているのが当たり前の情報だということですね!
②省エネ性能表示制度、ついに今年から日本でもスタート!
EUからは大きく遅れましたが、日本でもついに省エネ性能表示制度がスタートしました。
2024年4月以降、事業者は新築の建築物を販売したり、
賃貸の広告を出すときに、こちらの省エネ性能の表示ラベルを表示することが必要となります。
(引用:国土交通省HP)
もしかすると、新築物件をよくご覧になられている方はすでに目にしていらっしゃるかもしれませんし、
「まだ見たことがない」という方も、ここから確実に見る機会が増えていきます。
急に新しい表示が出るようになったのには、このような新制度のスタートが背景にあったのですね。
もう一つ大切な点としては、将来の物件の売却額に影響があるということです。
どういうことかと言いますと、将来自宅を売却するとなった場合に、
SUUMOなどの物件情報サイトに物件の省エネ性能ラベルが掲載されるようになります。
これはつまり、住宅の性能が一目でわかるようになるということです。
高性能な住まいであれば、売却価格が高くなります。
資産価値を長く維持できる家にしたいとお考えの方には、高性能な住まいづくりがとても重要です!
③なぜ高性能な家を建てるとトータルで1,000万円ほどお得になるのか?
ここからは、実際の金額についてお話をしていきます。
なぜ高性能な家を建てるとトータルで1,000万円ほどお得になるのか?
それはすばり、ランニングコストが安くなるからです!
💰イニシャルコストとは・・・
初期費用のことです。
車で言えば、車を購入するときに必要な金額のことです。
💰ランニングコストとは・・・(★高性能な住まいに住むと安くなるのはこちら)
維持費用のことです。
車で言えば、購入後、車を走らせるためにガソリンが必要ですので、ガソリン代が維持費用に該当します。
その他、タイヤがパンクすれば交換が必要になるなど、使い続けるために必要な費用のことをランニングコストと言います。
高性能な住まいに住むと安くなるのは、ランニングコスト(維持費用)です。
まず電気代ですが、2016年〜2022年(6年間)では年平均6.8%も電気代が上昇しています。
2020年~2022年の2年間だけを見てみると、なんと年平均14.7%も電気代が上昇しています。
改めて数字を見てみるとすごい上昇率ですね。
ここで最新の情報をお伝えすると、2024年7月現在、電気代の高騰は一旦落ち着きを取り戻しています。
これからのエネルギー事情を見通すことは難しいですが、
限られたエネルギーを有効に活用できる高気密・高断熱な住宅が、環境にもお財布にも優しいことには変わりありません😊
次に、メンテナンスフリー化によるランニングコスト削減についてです。
屋根・外壁・防蟻など、基本的には10年単位で住まいのメンテナンスが必要となります。
今回は屋根材をご紹介しますが、例えばジンカリウム鋼板であればメンテナンスフリー、つまりメンテナンス不要という屋根材もあります。
ガリバリウム鋼板からジンガリウム鋼板へグレードアップすると、
30坪の家で約20万円の価格アップです。
この20万円でメンテナンスフリーになるのであればお得とも言えるのではないでしょうか?
※ブログでは屋根材だけをご紹介しましたが、
外壁材や防蟻についてもっと詳しく話を聞きたいという方は、住まいるサポートまでお問い合わせください。
高性能な住まいにすると、一般的な性能の家に比べて、住宅ローンの支払い総額は増えます。
(棒グラフの青の部分です。)
住宅ローンだけでなく、光熱費の総額・エアコンの更新コスト・外壁なども含めると、
結果的に高性能な住まいの方が約1,000万円安くなることが、このグラフからお分かりいただけると思います!
住まいづくりを考えるときには、
初期費用だけでなく、冷暖房光熱費・メンテナンス代などのランニングコストも考えながら、仕様を検討することが大切です!
~~~
イニシャルコストとランニングコストの違いや、
何十年という長い年月で考えたときに本当にお得になる住まいはどちらなのか?など
皆さんが「知らなかった!」という情報がお伝えできていれば嬉しいです。
メンテナンスフリーで維持費用を抑えた住まいを建てたい!と思われた方は、
お気軽に高性能な住まいの専門家である住まいるサポートへご相談ください。
住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
https://sml-support.com/lp
YouTubeチャンネルや書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。
🎦【第6回】はじめての住まいづくり講座 高気密・高断熱のメリット③
📕元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全
📕人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅