2020/11/01
スタッフブログ
「窓」は断熱性能を決める最も重要な要素
段々と紅葉が美しくなり、何を食べても美味しい季節となりましたね。
さて、前回、日本の住宅性能は、先進国の中で最低レベルである、とご紹介しましたね。
私と同様に、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
「結露が起きない住宅なんて、可能ですか?」
と質問をいただくのですが、これは断熱・気密性能をきちっと引き上げると、普通に暮らしていて起きることはなくなります。
そして、この断熱性能を決める、一番重要な要素は「窓」の性能となります。
高気密・高断熱住宅に興味を持たれた方は、よく目にする値があると思います。
それが「U値」です。
U値=熱還流率であり、この値は熱の通しにくさを表しています。
値が小さければ小さいほど、断熱性能が高いことを意味しています。
ドイツではU値1.3以下のサッシを義務付けられており、対する日本ではU値※4.65となっています。(※6地域:東京・横浜・大阪等)
しかも、日本は義務ではないのです。
この、ドイツの1.3というと、樹脂のトリプルガラスを指しており、日本の4.65とは、アルミのペアガラスを指しています。
これらが一般的な仕様となっています。
冬に暖房が必要な国で、アルミサッシはあまり使われておらず、樹脂や木製サッシが大半を占めています。
しかし、日本はアルミサッシが過半を占めているという状況です。
上の表からも、窓の性能の取り組みについて、非常に遅れているということが分かります。
このことが、日本の住宅性能が低い要因の1つとなっています。
本日のブログ内容を、高橋のYouTubeでは詳しく説明しておりますので、ぜひご覧下さい。
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住まいづくりを考え始めたら、まず認識しておきたいこと①
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