無料相談・来店予約

スタッフブログ

STAFF BLOG

ホーム

>

スタッフブログ一覧

2024/04/26

スタッフブログ

これから急速に高断熱化が進む!今のあたり前基準で家を建てちゃダメな理由
こんにちは、住まいるサポート木野です。

 
「新築と中古物件、買うとしたらどちらがいいのかな」
「中古物件を購入してリノベーションするのもいいかも」
「いろんなことを自分たちで決められる注文住宅もいいなぁ」

 
住まいづくりには、考えることが本当にたくさんありますよね。
立地や建てる家そのものはもちろん、住宅内の内装や設備についても検討することが盛りだくさんです。

「性能はAがいいけど、デザインはBの方が好み。でも価格はCが一番安い」
一生に一度の住まいづくり、選んだり迷ったりすることは楽しくもあり、ときに「正直どうやって決めたらいいのかわからない~!」と叫びたくなる日もあるかもしれません。

ここで突然ですが、皆さんは住宅に関わる法律や制度が、今すごい勢いで改正されていることをご存知でしょうか?
法律や制度が変わるというのは、とても大きな話です。
物件や設備などを比較して悩んでいるときには、あまり気にしていないのではないでしょうか?
 

ちょっと待ってください!
今のあたりまえ基準で家を建てると、数年後に後悔することになるかもしれません!

 

今回は、どうして今、住宅に関わる制度がどんどん変わっているのか?
そして、これから家を建てたり買ったりする皆さんにその変化がどのような影響を与えるのか?をわかりやすくお伝えします。
 
このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。
ブログの内容をぜひチェックしてください。

 
*****************************************
住まいるサポートとは…

全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。
断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする
日本で唯一のマッチングサービスを提供している会社です。
(住宅会社のご紹介は無料で行っています。)
*****************************************

 

「2030年までに、家庭で使用する電気やガスの消費量を3分の1に減らします」という宣言

最近の夏は、これまでとは違う異常な暑さを感じますよね。
私たちの暮らしに直結する、これがまさに気候変動の問題です。

地球規模で起きている気候変動問題を解決するために、全世界で取り組みが進められています。
二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす「脱炭素」や、二酸化炭素の排出量を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」といった取り組みも、最近では耳にするようになりました。



カーボンニュートラルとは(環境省・脱炭素ポータルより)

 
ご存知の方も多いかと思いますが、日本は「2030年までに、温室効果ガスの排出量を46%減らします」という宣言を、2021年菅元首相がしており、国際的な公約になっています。そして、部門ごとに削減目標が定められているのですが、家庭部門は66%削減することになっています。



 
この家庭部門の削減目標ですが、実は他の部門(工場などの産業部門、運輸部門など)と比べて著しく高い削減目標となっているのです!

「66%削減」という数字を聞いただけではピンとこない方が多いと思いますが、これはつまり「自宅の電気やガスの消費量を、7年後の2030年までに3分の1にする」ということなのです。
毎月の使用料を思い浮かべて、自宅の電気代を3分の1にすることを想像すると「一体どうしたらそんなに減らすことができるのだろう??」とびっくりしてしまいます。達成するのが、非常にハードルの高い内容だということがわかります。

日本は「46%削減」という目標を国際社会に約束しており、削減目標を達成するために、今住宅に関する制度や法律をすごい勢いで改正しているという背景があります。
 


これまで最高等級だった「等級4」が、一転して”最低”等級に!?


それでは、実際どのような制度の見直しが行われているのでしょうか?
住宅性能表示制度の断熱等級の見直し内容をご紹介します。
 
*住宅性能表示制度とは…
 建築物の性能を客観的かつわかりやすく表現するための制度として、2003年に導入された制度です。

 

◯2025年〜「等級4」の適用が新築に義務化

これまで最高等級だった「等級4」という省エネ基準ですが、これを新築住宅への適合が義務化されることが決まりました。日本は、これまで省エネ基準への適合が義務化されていない唯一の国だったので、これは大きな変化と言えます。

◯2022年5月「断熱等級5」、同年10月「断熱等級6」「断熱等級7」が新たに創設

図を見てわかる通り、「等級4」よりも上に新しい等級が続々とつくられています。
その結果、これまで最高等級であった「等級4」が義務化されることで、あっという間に”最低”等級になりました。加えて、遅くても2030年までには「等級5」が義務化される予定です。そのため、これから家を建てたり買ったりする人が「等級4」の基準で家づくりをすると、2030年には最低基準を満たしていない家をつくることになってしまいます!

 

 

“建てたら終わり”ではなく、”家の資産価値を守る”という考え方

このように、今の基準に合わせた一般的な性能の家は、すぐに時代に取り残された家になってしまう可能性が高いということをご理解いただけたでしょうか?

性能表示に関して、今年(令和6年)の4月から「省エネ・断熱性能の表示制度」という新しい表示制度が始まっています。
この制度が始まったことで、住宅の売り買いするときや賃貸情報の中に「省エネ性能ラベル」というものが表示されるようになります。
例えば、皆さんが建てた家を将来売却する場合、SUUMO(スーモ)などの物件情報サイトに、住宅の省エネ性能ラベルが表示されるようになります。つまり、住宅の性能が一目でわかるようになるということです。





せっかく家を建てるなら、資産価値が長く維持できる家にしたいですよね。性能が低い家は、中古での資産価値がどうしても低くなってしまいます。価値を維持するためにも、これから建てる住まいの性能を考えていく必要があります。
 

まとめ

・日本は、温室効果ガスを家庭部門で66%削減する約束を国際社会にしており、その数値目標を達成するために、今住宅に関する制度や法律の改正が相次いで行われている!
・現時点での最高等級である「断熱等級4」は、2030年には最低基準を満たしていない可能性が高い!
・数十年後にも資産価値を維持できる住宅にするために、住まいの性能にこだわることはとても大切!



いかがだったでしょうか?
温室効果ガスの削減を背景に、日本の住宅はこれから急速に高断熱化が進みます。
住宅に関する制度や法律の変更、そしてそれが私たちに一体どんな影響を与えるのか?すべて自力で理解するのはむずかしくて大変ですよね。
そんなときは、高性能な住まいの専門家である住まいるサポートまでご相談ください。専門家の立場から、最新の情報をわかりやすくお伝えします。

住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。
オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
https://sml-support.com/lp


YouTubeチャンネルや書籍もありますので、気になるテーマをのぞいてみてくださいね。
🎦【第2回】はじめての住まいづくり講座 断熱性能の基礎知識

📕元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全

📕人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅
画像なし

2024/04/18

スタッフブログ

はじめての住まいづくり 後悔しないために知っておくべき3つのポイント
こんにちは、住まいるサポートの木野です。

突然ですが、皆さんは「これって何だろう?」と気になったテーマについて、日頃どのように情報を集めていますか?

SNSでハッシュダグを検索したり、フォローしているインフルエンサーさんの投稿を参考にしているという方も多いかもしれませんね。

SNSを利用するとたくさんの情報に出会うことができます。
でも、どれも断片的で「何が本当に大切なことなのかわかりづらい」というデメリットもあるのです。
特に住まいづくりに関する情報は、断片的な情報があふれていて、本当にわかりにくいと思います。

「建ててよかった」「住んでよかった」
そう思える住まいづくりには、押さえておくべきポイントがあります。
今回はSNSでは手に入らない、住まいづくりを始める前に知っておくべき3つのポイントを厳選してご紹介します。

このポイントを知っているかどうかで、建てる家が変わります。

・注文住宅の購入を検討されている方
・大手ハウスメーカーの展示場へ足を運んでいる方

ぜひこちらのブログを読んで、住まいづくりのポイントを押さえてくださいね。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

住まいるサポートとは…

全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携。断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社とお客様をお繋ぎする、日本で唯一のマッチングサービスを提供している会社です。(住宅会社のご紹介は無料で行っています。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 
◯穴の空いたバケツ、あなたならどうする!?

いきなりですが、ここで質問です。
目の前に、穴の空いたバケツがあります。蛇口から水が注がれていますが、バケツの水位をあげるために、あなたはAとBのどちらを行いますか?


 
おそらく多くの方が、迷うことなくBを選んだのではないでしょうか。

実はこの話、住宅に置き換えると、多くの方がAを選んでしまうのです。
バケツ→住宅、水→暖房された熱エネルギーに置き換えて考えてみます。
「バケツの穴をふさぐ」、つまり熱を逃がさなく大切に使うための住宅の躯体性能そのものを上げることなく、太陽光発電やエコキュートなどの設備を導入することで省エネを実現しようとする方がいらっしゃいます。設備で省エネを目指すことは、バケツの穴を修理せずそのままにして、水を注ぎ続けているのと同じ状況です。

さきほどの図のとおり、住宅の場合でも少ない水(熱エネルギー)を有効活用するために大切なのは「B:バケツの穴を塞ぐ」、つまり住宅の断熱・気密性能を上げるということです。


<ポイント1>住まいづくりで後悔しないために知っておくべきこと
設備で省エネを目指すのではなく、家の断熱・気密性能を上げることが大事!


◯日本の住宅の断熱・気密性能は、先進国の中で最低水準!?

家電など「日本のものは品質がよい」とよく言われますね。少し前には「爆買い」という言葉もありましたが、外国人旅行客がものすごい量の買い物をしている姿には驚かされました。

住まいづくりに関しても「日本で建てるのだから、きっと品質の高い家を建ててもらえるはず」「大手ハウスメーカーに任せておけば心配することはない」

もしかして、そんな風に思っていませんか?

実は、日本の住宅の断熱・気密性能は、先進国の中で最低水準であることを皆さんはご存知でしょうか??

例として、窓の断熱基準をご紹介します。
日本のオレンジ色「5/6/7地区」とは、省エネ地域区分という日本の気候区分における比較的温暖なエリアで、特に6地域には東京・横浜・名古屋・大阪・福岡といった主要都市が含まれるエリアです。東京等の温暖な主要都市エリアの窓の断熱基準値は、ドイツ・中国・アメリカと比べて飛び抜けて低いことがお分かりいただけると思います。

 

日本の温暖地域の基準だけが、窓の断熱基準が著しく低いというわけではありません。
日本全体の窓の断熱性能を示すラベリング制度というものがありますが、その中でU値2.33以下の断熱性能だと、最高等級である☆4つの評価が得られます。この値を他国に当てはめた場合、最低基準を満たしておらず違法になります。それほど、低い値なのです。

つまり、日本で普通に家を建てることは、他国では考えられないほど低性能な家になるということです。大手ハウスメーカーが勧めてきたものであっても、その家に住む人が本当に快適に暮らせるのか?という視点で考えることが必要です。



<ポイント2>住まいづくりで後悔しないために知っておくべきこと
日本の住宅の断熱・気密性能は、先進国の中で最低水準!
大手ハウスメーカーで家を建てれば、高性能な住まいが手に入る、というわけではない!


◯マンションから戸建への住替えは、ステップアップではない!?

進級や進学のタイミングで、これまで暮らしていたマンションから戸建住宅へ住み替えを検討される方もいらっしゃるかもしれません。
きっと戸建てに住み替えたら「これまでより広いおうちで、もっと快適に過ごせるだろう」とお考えになりますよね。

ここで知っていただきたいのは、マンションから一般的な戸建住宅への住み替えは、性能面で比較するとステップアップにはならないということです。



ふつうの性能のマンションと比べると普通の性能の戸建てでは、戸建の方が圧倒的に、冬は寒く、夏は暑いです。

これは戸建ては壁面すべてが外気にさらされるためです。マンションと同じ性能であったとしても、戸建て住宅の方が冬寒く、夏暑い。そして、室温を調整するために冷暖房を活用しますので、戸建てでは光熱費が間違いなく高くなります。

同じ性能を期待して住み替えると、住む人にとって不満足な家となってしまう場合があるのです。
戸建住宅でも快適に暮らすためには、断熱・気密性能を確保することが大切です。

特に気密性能は、日本で基準となる値がないためその重要性を見過ごされがちです。工務店選びをするときの重要なポイントになりますので、戸建住宅への住み替えをお考えであれば、気密性能を必ずチェックしてくださいね。

知ってほしい!気密性能

✓日本には、気密性能の関する公的な基準が存在しない
✓気密測定を行わないと、気密性能を知ることはできない
✓気密測定を全棟で実施している工務店やハウスメーカーは極めて少ない

気密性能については、別の記事で詳しく説明したいと思います。


<ポイント3>住まいづくりで後悔しないために知っておくべきこと
マンションから一般的な戸建住宅への住み替えは、ステップアップではない!
不満足な住み替えを避けるためにも、戸建住宅の断熱・気密性能をしっかりと確保することが大切!


「建ててよかった」「住んでよかった」と思える住まいづくりの押さえておくべき3つのポイントをご紹介しました。

一生に一度の住まいづくり、失敗したくないですよね。住まいるサポートは、全国で約180社の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社と提携しているため、断熱・気密にこだわった高性能な住宅会社を無料でご紹介することができます。


オンライン相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
https://sml-support.com/lp
 

また、YouTubeチャンネルや書籍もありますので、気になるテーマからのぞいてみてくださいね。

🎦【第1回】はじめての住まいづくり講座 家を買う前にこれだけは知ってほしい
https://www.youtube.com/watch?v=BCfQybzS1n0&ab_channel=高性能な住まいの相談室-結露のない健康・快適な住まいづくりチャンネル-


📕元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全
https://www.amazon.co.jp/元気で賢い子どもが育つ-病気にならない家――健康にも家計にもやさしい『高性能な』住まいづくり大全-高橋彰/dp/486734026X


📕人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい: 建築家と創る高気密・高断熱住宅
https://www.amazon.co.jp/人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい-建築家と創る高気密・高断熱住宅-高橋-彰/dp/4814925379/ref=pd_lpo_sccl_1/355-3293392-8315909?pd_rd_w=DlG2b&content-id=amzn1.sym.c9d355d3-7242-4c45-8731-d024dd5a0fb6&pf_rd_p=c9d355d3-7242-4c45-8731-d024dd5a0fb6&pf_rd_r=677BYBM8DNPS9Q8NMVYX&pd_rd_wg=7EM7l&pd_rd_r=df245c8c-af29-430f-92d7-19fdb63effb1&pd_rd_i=4814925379&psc=1
画像なし